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らせん の商品レビュー

3.5

15件のお客様レビュー

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2024/04/29

1995年発売当時の購入 記憶は薄れて、ほぼないも同様 新鮮に読めました あの記者の妻子は ビデオ見せても足すからなかったのね。 リングからの続編であるけれど 貞子を追う主人公は見事に入れ替わる ビデオの中の存在だった貞子の復活 その背後にリングで亡くなった研究者高山竜司 そし...

1995年発売当時の購入 記憶は薄れて、ほぼないも同様 新鮮に読めました あの記者の妻子は ビデオ見せても足すからなかったのね。 リングからの続編であるけれど 貞子を追う主人公は見事に入れ替わる ビデオの中の存在だった貞子の復活 その背後にリングで亡くなった研究者高山竜司 そして哀れに復活の母体となった竜司の恋人 この恋人の出身地が静岡県の磐田 ビマキさん近そうですね 天然痘と貞子の融合によりウイルスのごとき広がりをみせるのか 5年程前 断易の講座を受けた時の講師の方が 除霊もやっているとのことで(特殊な講座受けてしまうと、いろんな方が居るんですよ) いつもは、対面でしかやらないのだけど、遠方で緊急の方だったから スマホで除霊したら こっちに出てきちゃったんだよね、貞子みたいにっておっしゃってっておりました。 やだやだ

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2021/03/14

ご存知『リング』の続編。これも再読。 東京都監察医である安藤満男は、友人・高山竜司の解剖を担当する事になった。 竜司の死因は心臓付近の冠動脈に発生した正体不明の肉腫による心不全であった。 解剖完了後、安藤は縫合した竜司の腹から紙片が飛び出しているのを見つける。 それは“RING...

ご存知『リング』の続編。これも再読。 東京都監察医である安藤満男は、友人・高山竜司の解剖を担当する事になった。 竜司の死因は心臓付近の冠動脈に発生した正体不明の肉腫による心不全であった。 解剖完了後、安藤は縫合した竜司の腹から紙片が飛び出しているのを見つける。 それは“RING”という文字を示す暗号だった。 その後、安藤は竜司の遺体の第一発見者である高野舞に話を聞き、 竜司が生前、浅川和行という記者と共にビデオテープの調査を行っていた事を知る。 しかし、その浅川もまた事故で植物状態となっていた。 そして安藤は、竜司・浅川以外にも原因不明の心不全で何人か被害者が出ている事を知り、 同僚の宮下と共に調査に乗り出すが。。。 以前(10年以上前)に読んだ際の感想は 「それ程面白くない」 というものだった気がする。 が、今回改めて読んでみた所、その感想は大きく変わった。 非常にスリリングであり面白い。 ホラー色が薄くなる代わりに、様々な要素(医療系だったりミステリだったりSFだったり)が 加わっているのである。 恐らく、前回読んだ時は『リング』に勝るとも劣らない“ホラー”を求めていたのだろう。 今回は『リング』と『ループ(3部作の最後)』を結ぶ、 起承転結の「承・転」部分というスタンスで読んだのが良かったのかもしれない。 ホラー色が薄まると言っても、怖い部分はきちんと出てくる。 高野舞が行方不明になった後、安藤がそのマンションの一室を訪ねるシーンだったり、 高野舞の姉の正体が判明するシーンなんかは十分に背筋が凍る。 アミノ塩基配列と暗号の記述は「理数系ミステリ」のような感じもあるし ウィルスと山村貞子の関係なんかは、医療系SFという感じでもある。 ラストに至っては物語のスケールが壮大になり過ぎて、哲学的な部分すら感じさせる。 要するに、色々なジャンルの面白さがミックスされているのである。 かといってどれもが中途半端ではなく、それぞれに消化されているのが作者の巧さなのであろう。 ラストにおいて、安藤は究極の選択を迫られる。 人類の未来と、息子の再生、の2択。 これは『リング』における浅川の最後の選択と同じモノであろう。 浅川の場合、人を死に追いやるビデオテープの蔓延と、妻と娘の命、の2択であった。 作者は、ここで主人公の両者に妙な偽善をさせていない。 究極まで追い詰められた時、人間は「人類の未来」なんてものを選択する勇気はないのだ。 最も身近な、最も大切なモノを手放したくないという気持ちが勝るのである。 本編の主題では無いのかもしれないが、心に残るシーンである。 山村貞子はこの作品で、本物の“化け物”になってしまった。 姿形は人のソレであるが、中身は雌雄同体で増殖のみを目的とするウィルスそのものだ。 ある意味、ここでかの有名な「貞子」像が出来上がったのではないだろうか。 『リング』を読んでいる人には間違いなくオススメの一冊。ただし良作ホラーだと思ってはいけない。

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2021/02/22

シリーズ第2弾。続けて読むと断然面白い。本シリーズについて、順番も時期もバラバラで読んだのがもったいなく思えてくる。遺伝子とDNAの違いも知らない門外漢だが、比喩を上手く使って紹介されるし、好奇心をそそる表現がなされているおかげで何とかついていける。 当時読んでいたら夢中になれた...

シリーズ第2弾。続けて読むと断然面白い。本シリーズについて、順番も時期もバラバラで読んだのがもったいなく思えてくる。遺伝子とDNAの違いも知らない門外漢だが、比喩を上手く使って紹介されるし、好奇心をそそる表現がなされているおかげで何とかついていける。 当時読んでいたら夢中になれただろうなと、やっぱり映画を知っていることが残念。純然たる恐怖の象徴でしかなかった貞子が生き生きと活動を始める描写は、主体と客体が入れ替わるような不思議な感覚をつれてくる。主人公に寄り添いながら読み進めてきたのに、最後の最後でどちらに感情移入しているのか分からなくなった。

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2016/08/31

映画の「リング」が衝撃的に記憶に刻み込まれているのとは違い、映画の「らせん」は演者が誰だったのかも思い出せないほどに朧気でした。 辛うじて覚えているのは「大切な遺髪」と、最後がなにやら陰鬱なイメージを孕んだ海のシーンだったこと。手帳も大事なファクターだったような? 当時中学生か...

映画の「リング」が衝撃的に記憶に刻み込まれているのとは違い、映画の「らせん」は演者が誰だったのかも思い出せないほどに朧気でした。 辛うじて覚えているのは「大切な遺髪」と、最後がなにやら陰鬱なイメージを孕んだ海のシーンだったこと。手帳も大事なファクターだったような? 当時中学生かそこらだった自分には、娯楽として楽しむ「ホラー」要素よりも、難解すぎて理解しきれていない感覚の方が強かったのかもしれません。(恐らく「リング」と同様に大衆向けホラーとして大幅にアレンジされていたのだと思いますが) しかし大人になった今、原作を読んでもその感覚から脱することができていない体たらく。 「なにが何を経てどうなったか」は把握できても、そのメカニズムを分子生物学風に説明しろと言われるとぼんやり。 大好きなエンターテイメントホラーと、脳が拒否反応を起こす分野の両極端ウェーブで酔ってしまう。 理解しきれない部分を気にせず読み飛ばしてしまえれば良いのでしょうが……。 でもやっぱり続きは気になってしまう。

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2014/06/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

貞子3dの原作、鈴木光司『エス』を読むために『リング』と共に、再読。 当時読んだのは映画が公開される前後の中学生。あぁ・・・(遠い目) 「リング」という呪い・ホラー要素を、科学的な理由付けをしていく本書に、当時はすごく憧れたもの。今読んでも、ホラーの続編として半分サイエンスとしてのサスペンスとして描いた「らせん」はスケールが違うと思う。 そして呟きでも書いたけど、貞子という現代日本の最大のモンスターキャラも、元はといえばただの少女(というと色々語弊があるんだけど)だったという事実。 貞子の手記を読むと「呪う」わけじゃなく、あくまで「生きたい!」と渇望していた人間。 今の貞子は記号として消費されるモンスターキャラなったけど、当の本人はどう思ってるんだろうね。

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2013/07/12

某有名な二作目。 やはり貞子はヒロイン…。 一作目を見てしっかりと話がつながるような作品であると思います。 一作目の主人公は精神的ショックが強すぎて、結局誰にも肝心なことを伝えられぬまま…。 終わりはこれから世界はどうなっていくんだろうか、とじわじわ浸食するような雰囲気で終了して...

某有名な二作目。 やはり貞子はヒロイン…。 一作目を見てしっかりと話がつながるような作品であると思います。 一作目の主人公は精神的ショックが強すぎて、結局誰にも肝心なことを伝えられぬまま…。 終わりはこれから世界はどうなっていくんだろうか、とじわじわ浸食するような雰囲気で終了していました。 ジャパニージホラー…。

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2012/09/04

怖い!の一言に尽きます。 貞子の怨念って本当に恐ろしいです・・・。 映画はリングも見ましたが、内容よく分かりませんでした。 やっぱり原作を読んでから映画見ないとダメですね。

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2012/02/21

映画版リングを見てから本作を読んだのだが、読む前に小説版リングを読んでおいた方がいいと思う。 理由としては、 ・映画版の主人公は女(浅川玲子)だが、小説版は男(浅川和行) ・映画版では主人公と高山竜司(元夫婦の設定になってる)の息子(陽一)が登場するが、小説版では主人公の妻(静...

映画版リングを見てから本作を読んだのだが、読む前に小説版リングを読んでおいた方がいいと思う。 理由としては、 ・映画版の主人公は女(浅川玲子)だが、小説版は男(浅川和行) ・映画版では主人公と高山竜司(元夫婦の設定になってる)の息子(陽一)が登場するが、小説版では主人公の妻(静)と赤ん坊(陽子)が登場する。 ・貞子を井戸に突き落として殺したのは、映画版では実の父親(伊熊平八郎)となってるが、小説版では実の父親が結核療養所に入院していたときに知り合った医師(長尾城太郎)によって殺される。 細かくいうとほかにもちょこちょこあるのだが、読み進めていく上で「あれ?」と止まってしまう。そういうことを防ぐ意味で事前に読んでおいたほうがいいと思います。 本作を読んだ感想としては"ホラー"というより"サスペンス"色が強い。 なぜ貞子は呪いのビデオを作ったのか、貞子の目的が見える作品だと思います。

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2011/12/11

リングの続編。 ホラーだけど、やはりミステリ色濃厚で、ページを捲る手が進む。 後半はやや失速感が。

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2010/02/15

私にとっては「衝撃」の1冊。まだ『リング』シリーズが映画化、シリーズ・ドラマ化されて話題になる前、そう、この単行本が出版されて程ない頃に読んだ。きっかけは、フジテレビのドラマ版『リング』だった。そこでは、原作に忠実に、男性の高橋克典が主演していた。映像も、おどろおどろしくは無かっ...

私にとっては「衝撃」の1冊。まだ『リング』シリーズが映画化、シリーズ・ドラマ化されて話題になる前、そう、この単行本が出版されて程ない頃に読んだ。きっかけは、フジテレビのドラマ版『リング』だった。そこでは、原作に忠実に、男性の高橋克典が主演していた。映像も、おどろおどろしくは無かった。強いて言えば、このドラマ版は、ノンフィクション風の演出がされていて、実録的な映像、というのが特徴だったと思う。最後に、『らせん』についてのCMか何かがあったのだと思う。それで、続編があるんだ、と思い、ドラマの『リング』が面白かったので、次の日、買った。で、家に帰って、夕方くらいから読み始めたのが、私にとっては、「悪夢」の始まり。。活字で入ってくる情報は、即座に、映像で観た「貞子」ら登場人物のリアルな映像に置き換わって、鮮明に見える。物語が進むにつれて、次第に、『ビデオドローム』のVHSテープばりに、本そのものが湿っているような、妙な感覚を覚え始める。当然、途中でやめて、また明日、なんて気分にはなれない。結局、深夜に読み終わって、それでも、一応の結末がわかったので、眠りについたのを、昨日のことのように憶えている。

Posted byブクログ