フライフィッシング讃歌 の商品レビュー
ピューリッツァー章も受賞したNew York Times記者が、さまざまな人間模様のなかからフライフィッシングの本質を見つめた著作。 「いかに多く釣るか」に力点を置いた、いわゆる“赤っ首流”の釣りを生業としてた著者が、後に生涯の友となるディック・ブラロック氏との出会いを通じて、...
ピューリッツァー章も受賞したNew York Times記者が、さまざまな人間模様のなかからフライフィッシングの本質を見つめた著作。 「いかに多く釣るか」に力点を置いた、いわゆる“赤っ首流”の釣りを生業としてた著者が、後に生涯の友となるディック・ブラロック氏との出会いを通じて、釣りの本質に迫っていく。 “釣り”は捕食を目的とした殺りくが目的ではなく、釣りを通じて結ばれる交友関係や、「どうすれば釣れるか?」を考えて魚/自然環境と対話することにその真髄があり、また時に世俗から逃避する言い訳であったりもする。結果ではなく、プロセスにこそ豊かさは宿るという意味で、あらゆるものに通じると思う。アメリカならではのダイナミックな自然描写に心惹かれる。 しかしまた、日本の渓流におけるフライフィッシングもまた、同じように豊かなものなのだろう。今すぐにでも、竿を背負って未踏の水辺へ歩き出したくなる。
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なんとなくアメリカっぽくない感じ、イギリスの貴族流の雰囲気がある。やっぱり大統領との釣行なんてのがあるからだろうか、ヒッピー的なアメリカ流カウンターカルチャーの方が好きかな、訳文が自分にはなじまないからなのか、でもやっぱりフライフィッシングはいいし、日本よりはずっといい感じ。
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