時の石 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
命の泉、生きる力を求めて、4500年前の地球に石を送り、人の生命により遺伝情報を記録する。 4000年をかけた調査を持ちかえる少女の話が最後に。 少年少女の苦難。それが生きる力とは。 壮大。
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Linker No.1 人間環境科学府教育システム専攻1年 ダディさん もし、あなたが自ら選んだはずの行動が、実は未来から仕組まれたものだとしたら? 縄文時代と思しき時代から存在不明の未来までを純白の小石が旅します。そしてラストで気づかされる、著者がここまで欺いてきた真...
Linker No.1 人間環境科学府教育システム専攻1年 ダディさん もし、あなたが自ら選んだはずの行動が、実は未来から仕組まれたものだとしたら? 縄文時代と思しき時代から存在不明の未来までを純白の小石が旅します。そしてラストで気づかされる、著者がここまで欺いてきた真の相手の正体。これが本書一番の呻り所です。 本書は12のストーリーから成り、各回とも主人公は無名の子ども。彼らは日々の行動の延長線として、時代の転換点の陰の主役になるのです。それは彼らが、その時代における最も深刻な不条理を被っているから。 今、便利さと引き換えに奪われてきたものを取り戻そうとする動きが顕著になっています。スローフード、スローライフ、エコと叫ばれる自然環境破壊へのアンチ。しかし、失われつつあるものの中で最も大切なものは、きっと認知すらされていない。それがこの本からの警告です。さて、それが何なのか、あなたは作者から欺かれずに見抜くことができるかな?
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