アークティック・オデッセイ の商品レビュー
こちらは、写真の多いもの。 しろくまの写真やアラスカの自然がほんとに美しく撮られていて星野道夫さんのアラスカ愛を感じるし、合間の文章にも自然やアラスカの人々への敬畏を感じます。
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odysseyとは叙事詩のことだとばかり思っていたけれど、Odysseiaと混同していたようだ。放浪と冒険の永い旅のことだという。 2月から始まって、12章に分けられ素晴らしい写真が並ぶ、各章には、グッとくる短文が添えられ、Ukiak8月-秋の日々の短文には、なんだかとてもワナワ...
odysseyとは叙事詩のことだとばかり思っていたけれど、Odysseiaと混同していたようだ。放浪と冒険の永い旅のことだという。 2月から始まって、12章に分けられ素晴らしい写真が並ぶ、各章には、グッとくる短文が添えられ、Ukiak8月-秋の日々の短文には、なんだかとてもワナワナしてしまった。 こんな自然に触れてみたいと思えど、歳を重ねすぎ、もう無理かなと思えば、1994年の出版だから30年も前の写真集だけれど、いい仕事を残してくれて、感謝である。
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写真がとにかく素晴らしい。 こんな極北にも多くの種がたくましく生きていて、生態系を成していることにただただ驚かされる。 動物、植物、人間、天候、土地が織りなす鮮やかな世界。 その一瞬を切り取るのにどれだけシャッターを押したのだろう。 過去の刹那の時と空間を繋いでくれたことを尊く思...
写真がとにかく素晴らしい。 こんな極北にも多くの種がたくましく生きていて、生態系を成していることにただただ驚かされる。 動物、植物、人間、天候、土地が織りなす鮮やかな世界。 その一瞬を切り取るのにどれだけシャッターを押したのだろう。 過去の刹那の時と空間を繋いでくれたことを尊く思う。 この気持ちは、命の連鎖についてのものと同じなのかもしれない。
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市川で開かれていた星野道夫展覧会の会場で読んだ。1年12ヶ月の章に分かれていて、その扉に書かれた極北の民話や神話、物語が写真集をより良いものにしている。また開きたい写真集。
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星野さん最後の写真集ということで、図書館から借りました。 写真に魅せられます。アラスカという大自然の息吹を見る者にも感じさせてくれるような一冊だと思います。
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最後の写真集。 1年12か月、其々の月にエスキモー語のタイトルを与え、 神話もしくは物語で始めている。 アラスカそしてこの地に生きるあらゆる生命への深い愛と尊敬、 同時に世界の多くの場所で失われているある価値観への憂いを 感じる。 自分の生の根源に思いを馳せる。 アラスカの...
最後の写真集。 1年12か月、其々の月にエスキモー語のタイトルを与え、 神話もしくは物語で始めている。 アラスカそしてこの地に生きるあらゆる生命への深い愛と尊敬、 同時に世界の多くの場所で失われているある価値観への憂いを 感じる。 自分の生の根源に思いを馳せる。 アラスカの創生神話と聖書の創世記は驚くほど類似している。 自然の摂理に近く生きている人は、いかなる文化の中にあっても 必ず神そして魂を中心に己の生を捉え生きる。 これは、単なる偶然の一致なのか。 極北の雪原と荒野の中に、生を与え与えられ最期は一つになった 写真家の、優しく厳しく、静寂の力が満ちている目線が尊い。 宝の一冊。
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