隼別王子の叛乱 の商品レビュー
50:ついったで見かけて、予約したもの。田辺聖子さんをあまり読んだことがないのですが、匂いたつような色気、上品かつ的確なことばの選び方にココロ奪われました。隼別の悲恋も好きですが、どちらかというと二話め、磐之媛のお話のほうが好きかなあ。いたたまれなさ、というか、投げたボールが返っ...
50:ついったで見かけて、予約したもの。田辺聖子さんをあまり読んだことがないのですが、匂いたつような色気、上品かつ的確なことばの選び方にココロ奪われました。隼別の悲恋も好きですが、どちらかというと二話め、磐之媛のお話のほうが好きかなあ。いたたまれなさ、というか、投げたボールが返ってこない心の空隙というか。ついったでお話されてた方も絶賛だったのですが、これは確かにいい!
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ふとしたきっかけで大王に見初められて、宮に召されることになった少女・女鳥と、大王の使者として使わされた王子・隼別は、出会ったときからお互いに惹かれあい、女鳥は大王の誘いを断る。しかしそれは大后までからまる恋の葛藤の始まりであった。 大王はその権力をもって女鳥を奪い、隼別はこれを取...
ふとしたきっかけで大王に見初められて、宮に召されることになった少女・女鳥と、大王の使者として使わされた王子・隼別は、出会ったときからお互いに惹かれあい、女鳥は大王の誘いを断る。しかしそれは大后までからまる恋の葛藤の始まりであった。 大王はその権力をもって女鳥を奪い、隼別はこれを取り返すべく王宮に襲いかかるが、謀反の汚名を着せられ、大王の軍に追われる身となる。大后のさしがねで宮から脱出した女鳥とともに隼別は死地へ向かうのだが、死してなお若い二人の恋は、大王や大后を苦しめ、悩ませるのだった。
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