決戦の時(上) の商品レビュー
国外の大敵、斎藤や今…
国外の大敵、斎藤や今川といった大名のほかに、国内にも親族でありながら敵対する勢力をかかえていた若き信長を描く歴史小説。
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遠藤周作氏による織田信長出世物語。いやー面白かったあ。やはり遠藤周作は天才だね。 信長以後のお話はよく見るんだけど、信長の生涯に焦点を当てた作品てなかなか見なかったから、とても新鮮だった。 やはり母の愛に触れるということは、情緒を育てるのに必要なことか。 吉乃に母の愛を求め...
遠藤周作氏による織田信長出世物語。いやー面白かったあ。やはり遠藤周作は天才だね。 信長以後のお話はよく見るんだけど、信長の生涯に焦点を当てた作品てなかなか見なかったから、とても新鮮だった。 やはり母の愛に触れるということは、情緒を育てるのに必要なことか。 吉乃に母の愛を求めていたことからしても、やはり信長のような人でも愛を求めていたのだろう。 この世に愛は不可欠!そうおもった。
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遠藤周作さんの歴史物は、マリー・アントワネットに続き2作品目。 最初は戦国ものらしい盛り上がりには欠け、面白くない気がしたんだけど、前野家の資料歴史夜話に基づいて、正確に歴史を綴ってくれているので、途中から楽しくなってきた。 これって、結局、秀吉が主人公の話なのかなぁ?遠藤さん...
遠藤周作さんの歴史物は、マリー・アントワネットに続き2作品目。 最初は戦国ものらしい盛り上がりには欠け、面白くない気がしたんだけど、前野家の資料歴史夜話に基づいて、正確に歴史を綴ってくれているので、途中から楽しくなってきた。 これって、結局、秀吉が主人公の話なのかなぁ?遠藤さんはキリスト教信者でいらっしゃるから、無宗教な織田信長が気になられたのだと思う。その信長にもすがるものが必要であったと信じられたいのであろう。その役目を死の覚悟を決めるための禅と恋人の吉乃に求めているようであるが、私個人的には、信長が禅に頼ったとはなんだか考えにくいかな。
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読了。「人間50年、下天のうちをくらぶれば、夢まぼろしの如くなり。ひとたび生をうけ、滅せぬもののあるべきか・・・」信長・秀吉・川筋衆の若かりし頃を描いた小説。
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神をも仏も、己れの他に何も信じぬ。余は魔王になるぞ――信長18歳。うつけ者と信長を棟梁に認めぬ叔父、弟を謀殺、やがて尾張を襲うだろう大敵、今川、斉藤との勝目のない決戦に死を覚悟で挑む。内憂外患の若き信長の孤独と、唯一人心を許した年上の恋人、吉乃との交情を初めて詳細に描く歴史長編。
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