浴室 の商品レビュー
何度も読み返しているお気に入りの本です。 どこがおもしろいのか、 自分ではうまく分からないんですが 全般的にユーモラスな雰囲気です。 ひきこもりなのに悲壮感がないですね。
Posted by
表紙が素敵だったので。 海外の生活が垣間見える作品って好きです。 日本での「非日常」である「日常」が、ほんと当たり前に サラッと書かれている違和感がたまりません。
Posted by
フランス文学っつーのは揃いも揃ってアンニュイですな。サガン然り、ランボー然り。 音楽も代表がシャンソンだってんだから、なんかもう 「雰囲気だけ伝わったらええねん」 とか 「誰も私の憂鬱なんて理解してくれないんだわ。してもらわなくていいわ」 みたいな自己中さ。 まあ、私にゃシャ...
フランス文学っつーのは揃いも揃ってアンニュイですな。サガン然り、ランボー然り。 音楽も代表がシャンソンだってんだから、なんかもう 「雰囲気だけ伝わったらええねん」 とか 「誰も私の憂鬱なんて理解してくれないんだわ。してもらわなくていいわ」 みたいな自己中さ。 まあ、私にゃシャンソンは「シャバダー ボヘミアーン ソワー」みたいな、よく分からん小声にしか聞こえないんですから豚に真珠もいいとこです。 オーレ。 08.05.25
Posted by
内容(「BOOK」データベースより) 「午後を浴室で過ごすようになった時、そこに居を据えることになろうとは…」同居人の恋人は心を萎ませ、お母さんはケーキを持って、様子をうかがいに来る。「危険を冒さなきゃ、この抽象的な暮らしの平穏を危険に晒して」とひとり呟やきつつ、浴室を出てはみる...
内容(「BOOK」データベースより) 「午後を浴室で過ごすようになった時、そこに居を据えることになろうとは…」同居人の恋人は心を萎ませ、お母さんはケーキを持って、様子をうかがいに来る。「危険を冒さなきゃ、この抽象的な暮らしの平穏を危険に晒して」とひとり呟やきつつ、浴室を出てはみるのだけれど、いずれ周囲の人々とはギクシャクぎくしゃくしてしまう。そして、また浴室へ…。
Posted by
ひょうひょうとした空気の裏にあるどうしようもない身動きの取れなさに引き込まれた18の頃。16歳のときの初海外・パリの都会っぽさ(衝撃)を無性に思い出した。青春の書。
Posted by
浴室で過ごそう。って決めた男の物語。今で言えばニートとか引きこもりか。だらだらっと、淡々と。さらりとした文体で、最後まですいすい読めてしまいます。なんてこともないお話なのに、読後考えさせられる作品です。
Posted by
断章の集合とでもいうようなスタイルが好き。フィクションなのに、まるで作家の日記を覗き見しているようにリアルな感じがして、それでいて軽快。 100ページほどのぺらい本だったので、あっという間に読みました。 物語のラスト、どこかで見たような断章が・・・と思ったらまた振り出しに戻ってい...
断章の集合とでもいうようなスタイルが好き。フィクションなのに、まるで作家の日記を覗き見しているようにリアルな感じがして、それでいて軽快。 100ページほどのぺらい本だったので、あっという間に読みました。 物語のラスト、どこかで見たような断章が・・・と思ったらまた振り出しに戻っている。冒頭に引用されていたピタゴラスの三平方の定理の意味が、そこで初めて分かった。他者の入り込む隙があるのかないのか分からないほど、完結した世界。 淡々としている割に心情描写もそこそこあって、堅くなくて、ユーモアもある。読みやすい作品。映画化もされているそうで・・・。 フランス文学の作家さんには、自分の作品を自らメガホンを取って映画化する方々がちょくちょくいるような気がします。
Posted by
風呂ニートの話。トゥーサンってこーゆーのかあ。視聴覚系の文化が好きな人のほうがこういうの好きそう。視聴覚系というか映画って言えばいいか。俺、この作品は好きじゃない。
Posted by
浴室で本を読むあたしとしては、もうちょっと引き篭もっといて欲しかった気がする。最終的にまた繰り返す物語。
Posted by
たぶんこの主人公と私は同じ空気を吸って生きてるなあって気がします。独り言みたいに訥々と語られる内容は至極淡白なのに引き込まれてるのはなぜだろう。
Posted by