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私の夢・日本の夢 の商品レビュー

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2011/12/05

1977年に松下幸之助が提示した壮大な21世紀ビジョンとは? 政治、経済、経営から教育、宗教、国土まで、理想の社会像を未来小説風に描き出した異色の日本論です。 松下幸之助が「日本はこういう国になってほしい」という願いを託した近未来小説を発表してから30余年がすぎました。その間、...

1977年に松下幸之助が提示した壮大な21世紀ビジョンとは? 政治、経済、経営から教育、宗教、国土まで、理想の社会像を未来小説風に描き出した異色の日本論です。 松下幸之助が「日本はこういう国になってほしい」という願いを託した近未来小説を発表してから30余年がすぎました。その間、政治は何をなし、何をなしえなかったのでしょうか。 松下政経塾から初めての総理大臣が生まれたこともあり、松下幸之助の国家観への注目も集まっているようです。「松下幸之助の夢」を座標軸に、現代を読み解いてみてはいかがでしょうか?

Posted byブクログ

2011/10/18
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※このレビューにはネタバレを含みます

日本があらゆる意味で熱かった1960~1970年代の中核にいた人の問題意識。ここに書いているたくさんのことが2011年の今、たくさん実現していることに少し感動。一言で申し上げるとパックスジャポニカな本でした。 個人的には物価の話@第1章でのめりこんだけど、それ以外の部分の印象を雑駁ながらメモにしておこうかと。 ①オイルショックのインパクトが社会のあり方を大きく考えるきっかけになったこと ②松下さんとPHPは日本と日本人をその特性故に信じ、慈しみ、愛してること ③官僚機構および官僚への絶対的な信頼 ④1970年にして既に、日本が30年以内にはすでに「課題先進国」となるという認識があること ⑤WWⅡ/大東亜戦争については松下氏が「迷惑をかけた」と諸外国に対して認識している ⑥⑤一方で占領政策で戦前の価値観が否定されたことに対しては非常にアンバランスな状況をもたらし、日本の美質を損なう政策として危機意識を持っていること ⑦松下さんが当時の「改善材料」としていたあれこれのうち、テクノロジーの発達によってもっと実現性が高まったけれどもまだやれてない部分がいっぱいある(選挙の制度のあれこれとか) あとは、ここで書いてあるけれどもまだ実現していない「日本国民全体がちゃんと意識しなくちゃ実現しない部分」については、たぶんきっとものすごくショッキングなことがあった後に現実社会でも日本人の意識変革がもたらされるんだろうな、というのが2011年10月現在の世界を見ていての印象。 たぶんそれは歴史観や思想や思索や国家感といった分野や、皇室を正しく敬うといった文化的なジャンルの話や、未だにオフィシャルな付き合いの人々と真剣に語るには若干タブー視されているきらいがある国防・軍事分野。 変わっていく日本の中枢の世代としてリアルタイムで生きていけることだけでも、個人的にはこの時代の日本に生まれて本当に幸せだと思うんですが、なかなか言うのは憚られますね。 ・・・わが意を得たり感と、+αの新しい世界を感じる本というのはいいものですね。

Posted byブクログ

2011/09/25

この本には2つの理想が描かれている。 一つは表面的に実現されている豊かさ、もう一つは普遍的に通ずるモノの考え方。 各章で描かれている世界を実現した考え方は、その章の課題を解決するだけではなく、人が生きて行く上で重要なものではないだろうか。 そして、最後、理想的な日本を作る要...

この本には2つの理想が描かれている。 一つは表面的に実現されている豊かさ、もう一つは普遍的に通ずるモノの考え方。 各章で描かれている世界を実現した考え方は、その章の課題を解決するだけではなく、人が生きて行く上で重要なものではないだろうか。 そして、最後、理想的な日本を作る要素をこう説く。 1.人間観の確立 2.日本人としての正しい自己認識 3.明確なビジョンを持つこと 松下幸之助さんの大きさを知らしめられ、そして、今の日本について考えさせられた一冊。

Posted byブクログ