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将棋殺人事件 の商品レビュー

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2022/05/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

竹本健治氏の独特の云い回しにははっきりいって疲れた。 雰囲気重視の作家なだけに使用する単語にこだわりが強いのも解るが、独り善がりが過ぎる。この手の幻想小説風味が当方に合わないのも一因だが、読み取りにくい上に、モジュラー型の本格推理小説の形式であるから、なおさら理解しにくい。 多分二度目に読むと各章が何を指しているのか解るだろうが、あいにくこちらはそんなに暇じゃない。 真相は大脳生理学者の須堂が解き明かすに相応しいテーマ(二重人格物)であり、発表された当時’81年の作品としては極めて斬新であった事だろう。 しかしただその1点のみ評価が出来るだけで、それ以外は付き合いきれないなぁ。

Posted byブクログ

2011/11/07

前半は複数の登場人物の断片的な話が次々と語られ、状況把握に振り回されちょっと混乱するが、そこさえ超えれば綺麗に収束へ向かう。 匣でも感じられた、ヒラヒラとした文章は好みなので雰囲気とあわせて楽しんだ。で、将棋(詰将棋)はサッパリ判らないのでそこはスルーで…。

Posted byブクログ