'89(上) の商品レビュー
表題通りの1989年に書かれたんだけど、上巻を読んだ限りでは希望的観測が込められた文章。2022年現在、当時の青年橋本治が分析した通りには世の中は進まず、バブルという時代の最中と失われた30年進行中の現在では、むしろ人々の心理は悪化の一方であろう。さてさて下巻では、あるいはその後...
表題通りの1989年に書かれたんだけど、上巻を読んだ限りでは希望的観測が込められた文章。2022年現在、当時の青年橋本治が分析した通りには世の中は進まず、バブルという時代の最中と失われた30年進行中の現在では、むしろ人々の心理は悪化の一方であろう。さてさて下巻では、あるいはその後に書かれた文章でどのように分析の変化があらわれるか楽しみである。再生のチャンスは何度もあったのに変化より保留を選んだのはホント男社会の特徴だよなぁ。
Posted by
2018.10.27市立図書館 (マドラ出版から出されたぶあつい原本のほうを借りたが、ブクログには登録がないようなのでとりあえず文庫版の方を入れておく) (あまり読む余裕なく一旦返却)
Posted by
- 1