1,800円以上の注文で送料無料

ブラインド・ウォッチメイカー(上) の商品レビュー

4

2件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    1

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2018/10/31

まずは上巻を読み終えた。 繰り返しが多くてやや冗長な感じもなくはない。それでも鋭い箇所も多くてこれはやっぱり(読みにくいけど)すごいわ。 収斂進化とか、いろいろ新しい呼び方も覚えつつ読み進めないと。

Posted byブクログ

2013/05/06

まえがきが、すべてを語る。1986年の作品。 これを読むだけで、ドーキンスという、アグレッシブな面がよくわかる。 また、ダーウィン教の信者であることがよくわかる。 ドーキンスは言う 『我々自身が存在しているのはなぜか? ダーウィンとウォレスがその謎を解いた。』 ダーウィンのいうこ...

まえがきが、すべてを語る。1986年の作品。 これを読むだけで、ドーキンスという、アグレッシブな面がよくわかる。 また、ダーウィン教の信者であることがよくわかる。 ドーキンスは言う 『我々自身が存在しているのはなぜか? ダーウィンとウォレスがその謎を解いた。』 ダーウィンのいうことは、よくわからない。 かんがえていることが、ちがう。 ⑴ダーウィンのタイムスケールがちがう。 数万年から億年の考えをしている。なぜダーウィンはできたのだろうか。 ⑵ダーウィンは、偶然の理論だった。盲目の偶然。とは言えない。 ⑶デザインがすぐれている。原始的な単純さから、複雑に発展した。 ダーウィンが、種の起源を出した時と、その後の批判に応えた第六版とは違う。 生物体の複雑さは、その外見的なデザインのもつすぐれた効率に見あっている。 もし、これほどまで多くの複雑なデザインがどうしてできたのかを説明する必要がある。 とドーキンスは、考えている。 ドーキンスはいう 『ダーウィン主義とは、そこに遺伝的変異があって、しかもデタラメではない繁殖のもたらす結果が累積される時間がありさえすれば、途方もない結果が生まれる。』 デタラメな偶然は、変異においてであり、 繁殖は、デタラメではなく、 累積自然選択は、合理的である。 一つ一つを丁寧に整理して、原則を明らかすること。 なぜ、そのようにいうのか? ドーキンスはいう 『自分の本が、一時的な衝撃として終わるよりは、長く衝撃力を持ち続けることを望むものである。・・・フランス語を話す人々が、テーブルを女性とみなしていないのと同じく、自分の読者を男性であるとは考えていない。』 このスタンスが、なぜか、微笑ましくも見える。

Posted byブクログ