あまのじゃく人間へ の商品レビュー

遠藤周作【著】

マイナス思考も一気に…

[文庫ＯＦＦ]

マイナス思考も一気にプラス思考へ持っていけるような本。自分に自信を持つことが大切だと教えてくれる。

　マイナス思考であま…

[文庫ＯＦＦ]

　マイナス思考であまのじゃくな　私だけど　そんな自分が別に嫌いじゃない。っていうか今更プラス思考の私なんて気持ち悪くてみたくないカモ

2024/09/21

1987年に刊行されたもので、
男女に対する価値観など、今とはまるで違っている考えがごく当たり前のように書かれているのだが
それもひとつの面白さとして読めた。
ただ、違いだけでなく現代の違和感に重なる部分もあって、例えば

・自分が都合のいい時だけ言論の自由を叫ぶ人ほど
言論の自由を冒瀆している場合が多い。

・本質的なものに触れようとすると、そこをスーっと
避けて、話を次に移してしまう。
今の若者にとって、本質に触れていくことはタブーなんだ。なぜかというと、本質に触れてしまとユーモアがなくなってしまうだろう、あくまでも軽く、サラリとしていなくては感触が悪いんじゃないか。

・ものの考え方を柔軟にしないで、いつも型にハマった考え方をする人、これは考え方の動脈硬化を起こしている人は危険

目の前にある現実の社会と
インターネット社会の二つの世界で
生きていく私たちにとって、
看過できない言葉であった。
簡単に変化できるものではないが、
たくさん本を読むこと、人と色んな話をすること、
改めて勉強をはじめてみること、
さまざまな世界に触れることで
自分だけの肥沃な土壌をつくり上げることが
しなやかに"自分"を生きられる一歩なのではないかと思った。

2024/05/18

軽く読めるエッセイ。
なるほどと思うことや興味深い話や面白い小ネタが詰まっている。
現代では受け入れられないような昭和的な考え(女はどうとか、男たるものはどうとか)も入っているが、つい数十年前はそんな時代だったという意味で、時代の変化を再認識した。

2010/05/01

いやいやながら勉強すると好奇心をもって愉しみながら勉強するのでは愉しみながら勉強した方が身に付く。
宇宙の大きなリズムの中で我々はいろんな感情を持ち、様々な生命と触れ合いながら行き続けているんじゃないか。そういう風に考えて差し支えない。
人生でも、あまり目先のことばかりに気を取られていると判断を狂わすことがよくある。いま不幸だと思っている人でも、人生の全体が不幸だとは限らないのです。
人が誰かにわらいかけるというのは、そいつと親しくなろうという意志表現だと思う。微笑みかけられて、気分を害すヤツはいない。
何事も限界をすぎると善にも悪にもなる。どんなに正しい理念でもそれが極端に走ってしまうと、悪を培養してしまう。