不惑の雑考 の商品レビュー
エッセイとしての面白さがある一方、3章の記述はいわゆる岸田秀的な分かり易い論文で、似たようなものを何度か読んだことがあると思わせられながらも面白く読める。 劣等感について、子どもとは何か、被害者意識、必要悪としての道徳 は納得である。
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エッセイ。雑念雑想、ゴミの山と自分から言ってしまうあたり、正直な先生だなと思った。私自身もそういうものに埋もれがちなので、一緒になって惑いながら読んでいた。ガラクタ市で、たいていの人にとってゴミに等しいけど、「なんかこれ気に入った」というものを手にしたような読後感。知的好奇心を満...
エッセイ。雑念雑想、ゴミの山と自分から言ってしまうあたり、正直な先生だなと思った。私自身もそういうものに埋もれがちなので、一緒になって惑いながら読んでいた。ガラクタ市で、たいていの人にとってゴミに等しいけど、「なんかこれ気に入った」というものを手にしたような読後感。知的好奇心を満たそうと意気込んで読んだら空振りする。
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自分も常日頃脳内に雑念雑想が入り乱れていて、筆者と似たタイプの人間であると思われる。しかし、こうした感想も筆者が指摘する通り、自分が自分の都合のいいようにしか本を読んでいない証拠なのかもしれない。理解しようとせず、適当に読むくらいが丁度いい。
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岸田秀さん2冊目。むずかしい言葉があり、眠くなってしまうところもあるけど、この人のものの考え方はおもしろいな。 もっといろいろ読んでみたい。
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