桜の樹の下で(下) の商品レビュー
悲劇のラブストーリー…
悲劇のラブストーリーです。長編小説です。ラストシーンが凄く切なかったです。
文庫OFF
映画では、岩下志麻さんと七瀬なつみさん、自分の恋人が娘と心通わせてしまったら・・耐えられない。これを読んだころから桜がせつなくも思えた。
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遊佐と涼子の関係についての疑惑はしだいに確信へと深まり、菊乃の心は乱れます。そして、東京の店を改装するかどうかをめぐってニ人は言い争い、傷ついた菊乃は京都にもどって、東京の店を涼子にゆだねることを決意します。 しかし、とつぜん菊乃が自分から去っていこうとしていることを知らされた...
遊佐と涼子の関係についての疑惑はしだいに確信へと深まり、菊乃の心は乱れます。そして、東京の店を改装するかどうかをめぐってニ人は言い争い、傷ついた菊乃は京都にもどって、東京の店を涼子にゆだねることを決意します。 しかし、とつぜん菊乃が自分から去っていこうとしていることを知らされた遊佐は、ふたたび彼女への情熱を燃やし、強引に彼女を求めます。菊乃は、彼に押し切られるかたちでけっきょく一夜をともにしますが、それでも彼女の決意は変わらず、東京を後にすることになります。 一方、東京の店を任されることになった涼子は、堂々と遊佐と交際することができるにもかかわらず、母親の影に縛られているのか、彼の誘いに乗ろうとしません。それでも遊佐は粘り強く彼女を説得し、ようやく金沢へ旅行に出かけます。一夜をともに過ごしたニ人でしたが、その後涼子が妊娠していることが発覚し、遊佐の心を乱れさせます。 最後は、菊乃の突然の死によって、遊佐と涼子の関係に決定的な楔が打ち込まれることで、物語の結末を迎えます。 渡辺淳一らしい、情念をうちに宿したニ人のヒロインのすがたをえがいた作品です。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
1992年(底本1989年)刊行。 底本はバブル経済真っ盛りの時期に刊行された小説。 色々言いたい事はあるが、ほんとうに家庭的な責任が発生せずに物語が進んでいく。夢物語でももう少し展開を考えるんじゃないの…。 また、そもそも母親の愛人(と思しき人)に娘がモーションかけるかね? まあ、娘さんのいる女性なら、この小説をどう読み解きますか、が知りたいところかも。常識的に理解しがたいことであっても、そもそも女心は不可思議なので…。
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