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横浜秘色歌留多 の商品レビュー

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2014/12/25

チャブ屋について知りたくて読んだので、その意味では面白かった。しかし推理小説としては人物設定、心理描写、社会背景との必然性とか 必要な要素に矛盾が多すぎ。しかも展開にスピード感が無い。「ハラハラ」「ドキドキ」「なるほど!」が無い推理小説はいただけない。ごくごく普通に時代小説として...

チャブ屋について知りたくて読んだので、その意味では面白かった。しかし推理小説としては人物設定、心理描写、社会背景との必然性とか 必要な要素に矛盾が多すぎ。しかも展開にスピード感が無い。「ハラハラ」「ドキドキ」「なるほど!」が無い推理小説はいただけない。ごくごく普通に時代小説として書けばよかったのに。

Posted byブクログ

2017/08/15

 大正期の横浜・本牧が舞台。革命で祖国を追われ、洋館に身を潜める亡命ロシア人美少女をめぐり、文壇の異端児的な大小説家と居候の書生、横浜キネマの看板女優、高級娼館の女将と娘、失踪しているその父親など、錯綜する相関関係のなかで、次第にあきらかになる美少女の正体…  物語の導入部から引...

 大正期の横浜・本牧が舞台。革命で祖国を追われ、洋館に身を潜める亡命ロシア人美少女をめぐり、文壇の異端児的な大小説家と居候の書生、横浜キネマの看板女優、高級娼館の女将と娘、失踪しているその父親など、錯綜する相関関係のなかで、次第にあきらかになる美少女の正体…  物語の導入部から引き込まれる魅力的なストーリーでしたが、段々と先が読めてきて、驚きというものがなくなってくるのが残念でした。乱歩賞の『花園の迷宮』のあとに出た作品なので、期待が大きかっただけに多少物足りなさがあります。 

Posted byブクログ