贅沢貧乏 の商品レビュー
森茉莉さんにお会いしてみたかった。私もこんなおばあちゃんになりたいような、そうでもないような。堂々と贅沢貧乏と言えるあなたは素敵だ。
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日々の生活に埋もれている美しいことの数々に驚かされます。 独自の美意識、プライドの高さと謙虚さの絶妙なバランスに惹きこまれました。
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いまでもやや思っていますが、森茉莉のように生きたい、と高校生のときに本気で思っていました。文豪森鴎外の娘として育ち、早くに夫に先立たれた森茉莉は、残り人生を貧しくても自分の美学に屈しない生き方でのらりくらりと生き抜けた。黒い愛猫、美しいものが散りばめられた狭いアパートぐらしでも、...
いまでもやや思っていますが、森茉莉のように生きたい、と高校生のときに本気で思っていました。文豪森鴎外の娘として育ち、早くに夫に先立たれた森茉莉は、残り人生を貧しくても自分の美学に屈しない生き方でのらりくらりと生き抜けた。黒い愛猫、美しいものが散りばめられた狭いアパートぐらしでも、己を満足させられることが一番で、60歳で経堂のアパートで亡くなった。美しいもの、愛すべきものを妥協しない生き方が本当に理想です。「贅沢貧乏」をながめすがめつ人生を夢想した少女時代の私の大切な本です。
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ありきたりの言葉で表現すれば,貧乏だけど心は錦,お金は無くても大好きなものに囲まれてする生活の「贅沢」さ。イングランド製チョコレエトを一粒囓り,フィリップ・モオリスとヴェルモットを少しだけ気分で嗜む,それが幸せ。
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森茉里のイメージってこの本に尽きる。小説もちゃんと読んでみるべきかな。なんというか。この本に対する感想とかは無いんですが、この文体に触れてる時間が好き「そうして小声で、モツァルトのオペラの一節を、歌うのである」
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幼い頃から美しいものをあてがわれて蝶よ花よと育てられ絶対的な自信と美意識が誕生しました。妥協なんてしません。お友達になれるかどうかは別にしてちょっと憧れてしまいます。
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森茉莉の視神経には驚かされる。色彩感覚とその情報量!「豊かさ」の境地を知る人です。シーツを絞る姿を見たかった!
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森永ルックチョコレート(アラモード、とくにベリー系)のよう。いっこいっこがくせのある味でちーーーーっとも従順じゃないくせ、ほかのチョコにはない味なもんだから忘れたころに手がのびる。だけどいっこ食べると偏屈な味にもうおなかいっぱい、しばらく食べたくなくなる。でもまた数週間経つと……...
森永ルックチョコレート(アラモード、とくにベリー系)のよう。いっこいっこがくせのある味でちーーーーっとも従順じゃないくせ、ほかのチョコにはない味なもんだから忘れたころに手がのびる。だけどいっこ食べると偏屈な味にもうおなかいっぱい、しばらく食べたくなくなる。でもまた数週間経つと……みたいな、やや中毒めいてくる、のだ。←文体うつるし(笑)
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■説明 12編のエッセイ集。 ==== (欧羅巴にいる間は)人々はどの時間も自分自身のために生きるものだと思っていた。日本の人は 他人のために学校に入り、就職し、結婚し、趣味を選び、着物を選ぶ。「お宅様のご主人は何をあそばして?」「東大の講師をしております。」略・・・・・・。...
■説明 12編のエッセイ集。 ==== (欧羅巴にいる間は)人々はどの時間も自分自身のために生きるものだと思っていた。日本の人は 他人のために学校に入り、就職し、結婚し、趣味を選び、着物を選ぶ。「お宅様のご主人は何をあそばして?」「東大の講師をしております。」略・・・・・・。(道徳の栄えより) ==== 現代は「贋ものの贅沢」の時代らしい。 略・・ 隣の席の人にわかるように自分の身分や贅沢生活いついてしゃべること、それらのいろいろの中に彼女たちの貧寒な貧乏性があらわれているからである。(ほんものの贅沢より) ==== ■感想 森茉莉の本をやっと読み終えた。 彼女は自分のこのタイプの本を「なめくじ小説」と呼んでいるが、長いものは本当に読みにくい。話がだらだらとつながりながら過ぎていく。 しかし、短い論点がさだまっているものは私は好きだ。
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