ナンセンス・カタログ の商品レビュー
谷川俊太郎とのコンビ…
谷川俊太郎とのコンビによる、150ものショートショートエッセイ集。
文庫OFF
ぐっとひえこんでいよいよ冬だなという早朝、谷川俊太郎の訃報に接し、うちにあるさまざまな作品を読み返している。この本は学生時代に買った(1992年の第1刷)。
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ショートショートエッセイと銘打たれているけれど散文詩だと思った。素晴らしい文章で、こういう風に書けたらどんなに良いかと、始終羨望のため息であった。
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谷川俊太郎のショートエッセイと、和田誠のイラスト。 「読者(2)」という項目から。 「読者というのは、他人と同義語だ。だから自分の中にも常に読者はいるわけね。読者を対象化することはできない、本の売れた数を数えることはできても。読者は目に見えないものだと思うんだ。 自分の中にどれ...
谷川俊太郎のショートエッセイと、和田誠のイラスト。 「読者(2)」という項目から。 「読者というのは、他人と同義語だ。だから自分の中にも常に読者はいるわけね。読者を対象化することはできない、本の売れた数を数えることはできても。読者は目に見えないものだと思うんだ。 自分の中にどれだけ他人をかかえこめるかという形でしか、作者は読者とかかわれないんじゃないかしら。自分のために書くのか、ひとのために書くのかという二元論は、ぼくは成り立たないと思っています。それは結局同じことだから。」 もともとは1ページに和田誠が枠線とイラストを描いて、その中に文字を配置するというスタイルだったのだと思うけど、文庫本サイズに縮小したので、同じ縮小率にすると文字が読めないので、文字があふれている。これは残念ポイント。仕方ないけど。 「紙屑籠」とか「犬」とか、元サイズがよかったな。
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「青空」「くしゃみ」「まんなか」など、『あ』から『ん』までのあらゆる言葉をお題に、谷川俊太郎さんが文章を、和田誠さんが挿絵を担当された150篇のエッセイ集。 身の回りのもの1つを取っても、このお二人の手に掛かるとこんなにも優しくユーモアある視点で捉えられるのかと。谷川さんのまる...
「青空」「くしゃみ」「まんなか」など、『あ』から『ん』までのあらゆる言葉をお題に、谷川俊太郎さんが文章を、和田誠さんが挿絵を担当された150篇のエッセイ集。 身の回りのもの1つを取っても、このお二人の手に掛かるとこんなにも優しくユーモアある視点で捉えられるのかと。谷川さんのまるで散文詩のような柔らかい言い回しと、和田さんの少しとぼけたような愛嬌のあるイラストが絶妙に合わさり、本を開くたびに癒されています。 優しく穏やかな感性に触れたい時に。
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