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十字屋敷のピエロ の商品レビュー

3.4

277件のお客様レビュー

  1. 5つ

    33

  2. 4つ

    72

  3. 3つ

    131

  4. 2つ

    28

  5. 1つ

    1

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2024/03/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

登場人物では知り得ない情報を人形と言う存在を介して挿入する手法がすごいなと思いました。しかし、人形の与える情報を真っ直ぐに信じては真相に辿り着けない点が巧妙で、思わず感嘆の声が漏れてしまいました。めちゃ面白かったです。 青江〜!!!!青江っ青江青江〜〜!!!なんで死んだんだよお前〜!!!!!! 水穂さんは死なないだろうと思ってたから安心してたけど青江ぇ!!!ピエロ持って出かけた辺りから絶対死ぬとは思ってたけど青江〜!!!!!!!

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2024/03/09

30年くらい前の作品なので、ミステリーとしてはある意味典型的なネタなんだが、まず、物語として、また、ストーリー構成の点から言っても純粋に楽しめる1冊。ジグソーパズルや知恵の輪なんかが出てきて、さて、どんな展開なのかって期待させる。

Posted byブクログ

2024/01/27

人形から見た描写があることでまた違った情報が足され、推理小説としての面白みが増していると思う。平面図とかの挿絵がある当たりは初期の頃の作品の印象。 私は登場人物が覚えられないので、最初におもな登場人物の紹介があるのはよかった。

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2023/12/13

アトガキから読んでしまったので『一本道のミステリー』というイメージで読んでしまった。 その通りの一本道だった。 脇道と言えば、ピエロの視点ぐらいで、他は一本道。 何だか複雑に見えたものも、ほどけてしまえば複雑では無いモノが複雑に見えていただけ。 ピエロの視点いいな。何が本当で何...

アトガキから読んでしまったので『一本道のミステリー』というイメージで読んでしまった。 その通りの一本道だった。 脇道と言えば、ピエロの視点ぐらいで、他は一本道。 何だか複雑に見えたものも、ほどけてしまえば複雑では無いモノが複雑に見えていただけ。 ピエロの視点いいな。何が本当で何が嘘か分からないまま『知っている』事だけが出てくる。 人間関係も判りやすく簡潔。 最初に登場人物の紹介があって、それを見ると人数が多くてちょっとウンザリした。 けれども、物語に関係してくる数はそれほどでもなくて、人物が判らなくなることはあまりなかった。 殺人理由も最初から伏線を張ってあって、なるほど……と思えた。 最後の最後に『謎』が薄っすら残ったままみたいな感じも好き。

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2023/12/06

昔のでも東野さんのは面白い。 最後まで気を抜くことなく、すらすら読み進められていく。 ただ、読み終えて数日後、どんなんやったか思い出せない。 いろいろ放り込んでこられるので、何回かは読まないと頭の中で整理できないんでしょうな。

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2023/11/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 間取り図が出てくるタイプのミステリーは必ずその間取りを使ったトリックが出てくるものだと思って読んだため、途中でタネはなんとなく察しながら読みました。二転三転する展開は読んでいて面白かったです。  最後の数ページでこの一連の事件の真犯人?(裏で操っていた人)が明らかになりましたが、ちょっと取ってつけたような感じがしました。もう少し車椅子の子が母親への愛を持っている描写があれば納得できたような気がします。  あとピエロの視点の存在意義があまり感じられませんでした。てっきりピエロにカメラが入っていて第三者が見ていたっていうオチかと思っていたらただの人形でちょっとシュンとしました。

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2023/11/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

初期の東野圭吾作品。 今まで読んだ東野圭吾作品で、 一番好みだったかもしれない。 トリックの鮮烈さなんかは他作品の方が上ですが、 人間模様とか、心理描写がとても自然で、 登場人物も多すぎず少なすぎず、 ちゃんとそれぞれキャラが立ってて、 分かりやすかった。 あといかにも古典的な「館もの」だったことも、 ワクワク感を増しました。 ラストの種明かしも、ビックリ&スッキリ! 難を言えば、 悟浄と竹宮家の関係が薄すぎて、 探偵役としてはどうなのかな…と思うところ。 ーーーーーーーここからネタバレーーーーーーーーー 鏡を使った大掛かりなトリックは、 いかにもという感じで、あまり驚きもないのですが、 それによって場所を錯覚させ、 ついで死人をも錯覚させた、というのは、 良く出来ていますね。 十字屋敷ということをうまく利用しているわけです。 ピエロの視点があることにより、 読者が錯覚させられる…という仕掛けだったのかもしれませんが、 そこまで真剣に読んでなかったからか、 ピエロのセリフの意味がよく分からないところがあった。 探偵役を務めると思われた青江がいきなり死んでしまったのは驚き。 そしてずっといい人キャラだった永島が真犯人というのがもっと驚き。 最後の方の突然のキャラ変はなかなかついて行きづらい。 さらにさらに、佳織が全て知っていて、 みんなの行動を導いていた… という悟浄の推理は、読んだときゾクゾクっとしました。 途中にあった、「私達には私達なりのやり方がある」 というようなセリフが、こういう形で伏線になるとは… でもだとすると、佳織が全てを知ることができたのは何故なのか、どういう機会だったのか、 というような説明が、 仄めかしでいいからどこかに欲しかったかな。 もしかしてどこかにあったのかな。 あと、誰からも愛されていたという頼子が、 永島が本当は幸一郎の実の息子ではなかった、 という事実から、相続権を消滅させる方向にいきなりもっていこうとするのが、 あまり理解できなかったかな。 永島は、静香や鈴枝にもすごく信頼されてたんだから、 (そのくらい永島が好人物の演技がうまくて、 頼子がそれを見破っていたとかならわかるけど) やり手の人ならもう少しやりようがあったと思うし。 1989年の作品ながら、 頼子がやり手の社長だったり、 水穂が海外で働いたりしていて、 先進的な話だなーと思う。 でも、もし携帯があって、発信記録が残ってたら、 すぐ解決した話だな…とか思ったり。 佳織の行動が気になるので、 再読するつもりです。 (後日再読) 特に後半になると、 永島・青江に対する佳織の怪しい行動が端々から見えてくるのですが、 細かいところで色々辻褄が合わないところがあるのは気になりました。 悟浄の言う通り、 自分が永島の有利なアリバイを証言することで、 永島を支配しようとしたなら恐ろしいことです。 まぁ、初恋的な感情と、母親を殺されたという憎しみと、 両価的な感情を両方抱いていたということなら、 どんな不合理な行動になったとしても仕方ないのかもしれません。 あと静香が、最初は永島を庇っていたのに、 頼子のことが分かったら、 いきなりボウガンで打とうとする辺りの豹変の仕方も少し不自然さを感じたし、 なぜ永島が頼子を殺したのか…という告白の時に、 永島本人じゃなくて、早々に真相を察した静香が語り始めたところも、 ちょっと違和感があった。 佳織が全てを知ることができたのは、あのパズル本からなのかな? とは思いました。 「~ですわ」とかの古めかしい言い回しは気になりますが、 現代でも十分楽しめる作品でした。

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2023/10/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

間取図を見た瞬間に、コナンのあるトリックを思い出し、まさかねと読み進めたがそのままのトリックでびっくりした。 ピエロ視点で話が進むのかなと思ったが、視点は主に水穂で、たまにピエロが挟まる程度。 ピエロも自分の感想を話すだけなので、普通のミステリー小説と変わらないかなと思った。

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2023/07/09

初期の頃の東野作品。 ピエロの人形がその目で見たものを読者だけに語ってくるという設定ですが、しっかりフェアでありつつ、伏線、ミスリードありで当然の如く読んでて騙されましたw ただタイトルを張るほどそこまでピエロが目立ってないような気も。 まぁラストで十分驚かされたのでまぁいいか!

Posted byブクログ

2023/05/29

人形の視点があるのは面白いです。 というかあの人、頭切れすぎじゃないか笑 ただ全体的に普通といった印象でした!

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