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十字屋敷のピエロ の商品レビュー

3.4

277件のお客様レビュー

  1. 5つ

    33

  2. 4つ

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  3. 3つ

    131

  4. 2つ

    28

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2024/07/18

十字屋敷に置かれたピエロの人形が屋敷内の様子を第三者視点で語りながら、ストーリーが展開されるほかの作品にはない特色を持った作品。最後まで誰が真の犯人なのか全く予想がつかなかった。仕掛けも奇想天外で凡人には思いつかないようなものとなっており、最後の最後で驚かされた。東野さんの作品ら...

十字屋敷に置かれたピエロの人形が屋敷内の様子を第三者視点で語りながら、ストーリーが展開されるほかの作品にはない特色を持った作品。最後まで誰が真の犯人なのか全く予想がつかなかった。仕掛けも奇想天外で凡人には思いつかないようなものとなっており、最後の最後で驚かされた。東野さんの作品らしく、真相が明らかになってそこでさらにもう一つの真相が明らかになり、読み手をもう一度あっと言わせるミステリーはさすがだと感じた。 事件が起き、犯人を明らかにして終わりではなく、そこから犯人やその周りの登場人物の思惑などが交わる部分は解説の高橋克彦さんがおっしゃっていた通り、クイーンの作風に似ているのだろう。犯人が明らかになってさらに真相が明らかになることで、よりこの作品の魅力を感じることができると考える。 犯人の永島の犯行の動機が自分にはあまりしっくりこなかったと感じた。どちらかというと、屋敷のトリックのほうが印象に残った。

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2024/07/04
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本屋で手に取り「ピエロが事件を語る」設定に引かれて読んだ。 どんどん事実が出てくるのが面白かったがなんだか物足りない気分 永なんとかの動機がよく分からない。 「幸一郎と昔関係を持ち捨てられた女の息子、母親が‪幸一郎により不幸にされたことにより竹宮家に恨みを持ち一家を不幸に陥れようと」らしいが、重要な犯人側の動機が端的に語られるだけではどうにも感情移入しにくい。

Posted byブクログ

2024/07/01

友人の勧めで、読んだミステリー。 ミステリーの要素もあるが、やはりその裏にある人の情の方に注目すべきであろう。

Posted byブクログ

2024/06/16

事件現場に関わるピエロの視点で事件について描かれる発想は面白い。事件は、読み進める度に新しい事実や証言が覆ったりして面白かったけど、トリックや事件の動機は、今までの作品都比べるとちょっといまいちだったかなと。

Posted byブクログ

2024/06/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

若かりし頃の圭吾先生の作品の一つ。 初見だったっぽい。 少なくとも、内容は全然読み覚えなかった。 なるほどねー、って。ただただ青江がいなくなったことが悲しかった。 種明かしとか、ネタバラシとか、そういう話じゃなくて、ただ複雑な人間関係とか心情とか、そういうのを表した作品だけど、視点はとても面白かった。 ありがちな推理サスペンスでありながら、その表現方法にユニークさを発揮したのは、まさに圭吾先生らしいオシャレな作品ってことになるのかな。 解説を読んで、エラリークィーンを読んでみたくなった。これは、圭吾先生には直接関係ないけど、また世界が広がるありがたい解説だったな〜。

Posted byブクログ

2024/05/30

文章が読みやすい。 トリックはちょっとあれだけど、最後まで新しい事実が出てくる。 なので、飽きない。 ピエロ目線の語りもユニーク。

Posted byブクログ

2024/04/25
  • ネタバレ

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十字屋敷に住むお金持ちの一族で起こる殺人事件。不幸をもたらすと呼ばれるピエロの人形の前で事件は起こる。合間合間に人形の視点で語られる視点の変化は新鮮で、真犯人に届きそうで届かないもどかしさもあり、面白い。 「今水穂さんがおっしゃった内容を舞台の一幕とするなら、まだあと二幕三幕があるわけです。もしかしたら我々が目にしたものの大部分は、巧妙に仕組まれた芝居だったのかもしれない」 後半で真実が明かされていく過程では、思い込みを利用したトリックやアリバイトリックに驚かされた。登場人物の言動の一つ一つに何か意味があるのではないかと深読みしながら読む楽しさを感じた。 また、最後の人形師の想像として語られる内容が真実で、全てか弱い車椅子の少女による企みで、犯人は彼女の手の上で踊らされていたのだとしたら、、、人は表面だけではわからない。

Posted byブクログ

2024/04/22
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東野圭吾、面白さが安定してるな~~ 登場人物それぞれに二重三重の思惑があって、それがわかりやすく解決されていた。ピエロ人形視点が入ることでそれが情報にもなるしミスリードにもなってたのが面白い。犯人の奥のさらなる犯人、そしてさらに犯人……という構成がベタだけどやっぱ面白かった。水穂が頭のいい女性で読んでいて気持ちよかった。登場人物が多くてもごちゃったり誰が誰なのかわからなくなるようなことがないのも流石だなと思った。

Posted byブクログ

2024/03/24
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これも初期作品ではよく見るタイトル。 建物の形が特殊なことがトリックにつながってるところがこの頃の作品ぽい(語彙力) あと、ピエロ視点の描写にどういう意味があるのだろうと思いながら読んだけどつまりこれは「ある閉ざされた雪の山荘で」と同じ効果があるってことなのかな。 大きな屋敷にいろいろな人が集まっている中起こる殺人事件。こういうの最近憧れるなぁ。ずっと屋敷にいなきゃいけなくてその間のんびりと(?)お手伝いさんがお茶を用意してくれたりして・・まぁ完全にフィクションだから、なんですけどね・・w

Posted byブクログ

2024/03/21

面白かった あ、こいつが犯人だなーと後半に差し掛かって予想していたら え?!おまえかーーー!!みたいな んで、おまえも、えーーー??!?!? おおおおお……… まじか ってなったWWW おすすめ!!!

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