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子育ての社会学 の商品レビュー

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2013/01/13

本から ・情緒というものは他人が与えようとして与えられるものでは  なく、他人の情緒豊かな姿を自らの情緒に感じて、  自らのうちに熟成させていくものです。 ・いじめ―けんかー反抗の三つは、育児の中心課題です。  対立はその最中にはあまり気分のよいこととは言えません。  そこでつ...

本から ・情緒というものは他人が与えようとして与えられるものでは  なく、他人の情緒豊かな姿を自らの情緒に感じて、  自らのうちに熟成させていくものです。 ・いじめ―けんかー反抗の三つは、育児の中心課題です。  対立はその最中にはあまり気分のよいこととは言えません。  そこでついつい対立を避けることばかり大人は考えます。  しかし、これを回避することは育児を放棄するに等しいのです。 ・反抗というのはどの年齢にも存在しており、反抗するべき  時期があると規定して考えるのは変なことに思われます。  子供たちは本来親からみれは、反抗しながら育ってゆく  ものなのです。 ・反抗とは、子供が自分なりに確かめながら自分の力で  世界を広げてゆこうとする成長の力を大人が押しとどめようと  する時に子供が示す抵抗なのです。 ・人間は他者と一体でありたいと願いと、他人に干渉されず  一人で生きたいと願いと併せ持っています。この両者が  同時に満足させられることは中々難しいものです。成長の  過程では、他人に依存しつつ自分自身を確実させる傾向の  強い時期と、他人から離れつつ孤独感に耐えようとする  時期が生じてきます。

Posted byブクログ