天使たちの探偵 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
1990年発行と大変古い本。こないだアンソロジーでこの中の『歩道橋の男』を読んで、探偵・沢崎が懐かしくて借りてみた。書庫保管だったわ。6篇の短編集。面白かった。いわゆるハードボイルド。このシリーズの「私が殺した少女」、すごく面白かった記憶があるけど、直木賞とったやつなんだな。また読み返してみようか。ハードボイルドだと東直己の俺シリーズも懐かしい。めちゃめちゃはまって読んだもんな。
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原尞が短編を書くとは!長編と同様に読みごたえありだ。沢崎は依頼に対して誠実に、しかも効果的に活動する。勘所を決して外さない。事態を見抜く鋭い力を作者から与えられている。どれもどちらかというとやるせない結末が待っているが、下手に隠すようなこともしないし、規定以外の報酬も決して受け取...
原尞が短編を書くとは!長編と同様に読みごたえありだ。沢崎は依頼に対して誠実に、しかも効果的に活動する。勘所を決して外さない。事態を見抜く鋭い力を作者から与えられている。どれもどちらかというとやるせない結末が待っているが、下手に隠すようなこともしないし、規定以外の報酬も決して受け取らない。探偵の矜持というより性分というものだろう。そこがかっこいいね。皮肉っぽい文章は相変わらずで、それもかっこいい。
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犯人への伏線がぜんぜん分からないので楽しめず。 私的ハードボイルドな登場人物は、不器用で自分の信念を曲げない男、である
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イメージ参照(http://kentuku902.seesaa.net/article/387157028.html) (収録作品)選ばれる男/歩道橋の男/イニシャル"M"の男/二四○号室の男/子供を失った男/少年の見た男 日本推理作家協会賞候補(1991...
イメージ参照(http://kentuku902.seesaa.net/article/387157028.html) (収録作品)選ばれる男/歩道橋の男/イニシャル"M"の男/二四○号室の男/子供を失った男/少年の見た男 日本推理作家協会賞候補(1991/44回)
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どの話も面白かった。 設定がどれもちょいひねってあって。 「天使たちの」という本のタイトルが秀逸だと思います。 確かに、と思わされる。
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探偵沢崎が活躍する短編集。この作品が初めての為、これまでの話がわからなかったが、主人公の渋さがたまらず楽しめた。
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