国家と個人 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「国家」と「個人」の関係性から「国家」の役割を考えてみたく、何気なく手に取った書籍であったが、分かりやすい文体ですんなり読めた。 また、「国家」の形成概念と「国家」にもとめる役割の変遷が分かりやすく述べられていたので、頭の中でストーリーとして構築できたと感じている。 私自身の解釈としては「国家の役割」は国境によって定められたある一定の区域内の人間の「幸福の実現」を目的としている。そして、その実現として基本としてある概念が「自由」と「平等」であり、「自由」を求め、市民革命が勃発。「自由」がある程度確保され、それが経済に波及すると格差が生じ、社会主義思想等の「平等」を求めた運動が起き、「国家の役割」が拡大されてきたと考えている。 しかし、帰結の文章として少し疑問視する事項があった。
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