こうばしい日々 の商品レビュー
11歳の男の子の、ありふれた、それでいて色とりどりの、まさしく“こうばしい”日々。 自分が11歳だった時に、こんな感じの男の子はいなかったな。大人っぽいし、とても魅力的。
Posted by
11歳の少年のありふれた日常が描かれているだけなのに、不思議と温かい気持ちになりました。この年頃の少年にありがちな生意気さも可愛く感じられ、子供の眼に映る大人達の印象も、微笑ましく思いました。作中に色々な食べ物が出てくるのも楽しくて、読んでいるとつい何か食べたくなってしまう、そん...
11歳の少年のありふれた日常が描かれているだけなのに、不思議と温かい気持ちになりました。この年頃の少年にありがちな生意気さも可愛く感じられ、子供の眼に映る大人達の印象も、微笑ましく思いました。作中に色々な食べ物が出てくるのも楽しくて、読んでいるとつい何か食べたくなってしまう、そんな作品でした。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
普通の日々が淡々と描かれている。 逆に淡淡すぎて終わり方もちょっと拍子抜けししましたが、案外余韻の残った本でした。 自分自身も夫の海外駐在について海外で子どもを育てた経験があるから、子どもの現地化って難しいところがあるなあって。 姉と弟の日本に対する思いの違いがよくわかった。
Posted by
(1994.10.22読了)(1994.10.20拝借) (「BOOK」データベースより) ウィルミントンの町は、アメリカで一ばん古い、そして二ばん目に小さな、デラウェア州という州にあります。秋にはたっぷりとした紅葉に埋もれ、いい匂いの風がふく、とても美しくてありふれた町です…ウ...
(1994.10.22読了)(1994.10.20拝借) (「BOOK」データベースより) ウィルミントンの町は、アメリカで一ばん古い、そして二ばん目に小さな、デラウェア州という州にあります。秋にはたっぷりとした紅葉に埋もれ、いい匂いの風がふく、とても美しくてありふれた町です…ウィルミントンの町に秋がきて、僕は11歳になった。あまったるくなくて、こうばしくておいしいチョコレートブラウニーのような少年小説。 ☆江國香織さんの本(既読) 「つめたいよるに」江國香織著、理論社、1989.08. 「きらきらひかる」江國香織著、新潮文庫、1994.06.01(1992年)
Posted by
小学中・高学年向けの児童書です。2歳のときに渡米した小学五年生の日本人(でも国籍はアメリカ。会話もアメリカ)の男の子のお話。ひそかに付き合っている彼女や、アメリカンナイズされることを嫌う姉、そしてアメリカ人の姉の恋人。アメリカ人の姉の男友達(主人公とも友達です)、学校の先生たち、...
小学中・高学年向けの児童書です。2歳のときに渡米した小学五年生の日本人(でも国籍はアメリカ。会話もアメリカ)の男の子のお話。ひそかに付き合っている彼女や、アメリカンナイズされることを嫌う姉、そしてアメリカ人の姉の恋人。アメリカ人の姉の男友達(主人公とも友達です)、学校の先生たち、そして、彼らの住むウィルミントンの町の風景が鮮やかに描かれていて、ちょっとあこがれるかも〜
Posted by
ビターな感じのお話かと思いきや、 とっても爽やかで心地よい作品でした。 主人公の「ダイ」が泣きたくなるくらい可愛い男の子で、 彼と一緒になって一喜一憂する自分がいます。 青春とか元気とか健気とか・・・ そんな言葉を思い出させてくれました。
Posted by
アメリカ育ちの ダイ こと大介の日常を綴った作品。 アメリカ生活がダイよりも短い姉 麻由子との アメリカやアメリカ人についての 感じ方の違い。 いぇ、日常生活の全てにおいての 発想の仕方の違いに 興味深いものがありました。 私としては 江國作品の中では 少しもの足り...
アメリカ育ちの ダイ こと大介の日常を綴った作品。 アメリカ生活がダイよりも短い姉 麻由子との アメリカやアメリカ人についての 感じ方の違い。 いぇ、日常生活の全てにおいての 発想の仕方の違いに 興味深いものがありました。 私としては 江國作品の中では 少しもの足りない感じでした。
Posted by
きっと、私がアメリカへ子供の頃に行っていたら、こういう日常を過ごすんだろうな。 …なんて夢を見せてくれる表題作。
Posted by
- 1