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国語入試問題必勝法 の商品レビュー

3.8

79件のお客様レビュー

  1. 5つ

    17

  2. 4つ

    29

  3. 3つ

    20

  4. 2つ

    2

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    3

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2022/08/29

表題の国語入試問題必勝法もおもしろかったが、その他の短編もおもしろかった。 国語入試問題必勝法の中で使っていた手法?は私も学生の時に使っていたなー、と、文章にして読むとくすっと笑えた。 霞の中の終章は、おもしろかったが、他人事でないと思ってしまった。 言葉のチョイスがつぼにはま...

表題の国語入試問題必勝法もおもしろかったが、その他の短編もおもしろかった。 国語入試問題必勝法の中で使っていた手法?は私も学生の時に使っていたなー、と、文章にして読むとくすっと笑えた。 霞の中の終章は、おもしろかったが、他人事でないと思ってしまった。 言葉のチョイスがつぼにはまってしまった! 学生さんぜひ読んで欲しい!

Posted byブクログ

2022/04/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

80年代的な硬い文章。エンターテイメント小説らしい大げさな展開もあり。 表題作、原稿用紙五百枚分の人生を送ったあと、主人公が人生を振り返った時に心に思うことを六字以内で答えよ。「色々あった。」 人間の風景。4人の老人の書いためちゃくちゃなリレー小説をポルノ作家が読む。逆説的に小説、文章の書き方を書いているのかも。不機嫌な気分を不機嫌と書いてはいけない、心理や情感を書け、地元を訪れた作家との交流を文学気取りのクサい文章で書く地方文化人など。

Posted byブクログ

2021/07/18

十数年ぶりに読み返してみた。 短編が7つ掲載されているが、小説なのかエッセイなのかがはっきりとしないものが並んでいる印象。 国語入試問題必勝法のタイトルにつられて買った記憶があるが、あとがきで書いてある通りここで言われている内容は虚構であるため受験で使える手法を述べているもので...

十数年ぶりに読み返してみた。 短編が7つ掲載されているが、小説なのかエッセイなのかがはっきりとしないものが並んでいる印象。 国語入試問題必勝法のタイトルにつられて買った記憶があるが、あとがきで書いてある通りここで言われている内容は虚構であるため受験で使える手法を述べているものではなかった。 長嶋茂雄の論理についての話は、感覚の人であるという印象が変わったので楽しむことができた。 エッセイにしては登場人物が多くて作家の考えが分からない。また、小説にしては面白い流れがある訳ではないため、全体的に中途半端に感じた。

Posted byブクログ

2021/08/03

「朝ごはんはまだか」 「おじいちゃん朝ごはんはさっき食べたでしょ」 このとき''おじいちゃん''は頭のなかで何を考えているのだろうか。 本書の中の一遍、『霞の中の終章』は痴呆の進んだ老人の一人称視点である。 朝ごはんを食べたことだけでなく...

「朝ごはんはまだか」 「おじいちゃん朝ごはんはさっき食べたでしょ」 このとき''おじいちゃん''は頭のなかで何を考えているのだろうか。 本書の中の一遍、『霞の中の終章』は痴呆の進んだ老人の一人称視点である。 朝ごはんを食べたことだけでなく、次第に考えたことや忘れたことを忘れていく様が描写されている。 認知症の症状を疑似体験しているかのような文章に、認知症は自覚出来ないところが恐ろしいなと思った。 この終末期の記憶が失われては蘇り、再び消えていく様子が、切れかけた蛍光灯と重ねられているのが好きな表現だ。

Posted byブクログ

2020/07/23

タイトルに惹かれて読んでみたのですが、読む前は、国語試験のHOW TO本かと思っていたのですが、短編7編の構成で、普通の小説でした。 タイトルからいくと少し拍子抜けでしたが、猿蟹合戦の考察や長嶋茂雄の解説者としての考察は、なかなか面白かったです!

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2020/07/10

ブクログのツイートで知った本。面白そうだったので、図書館で。 意外と古い本でびっくり。 1作目の猿蟹合戦に関してが読みにくい&笑いのツボが違うでなかなか読み進められなかったけど、2作目の表題作からはスルスル読める。 もう、まず六文字でまとめよで爆笑。あかん、笑うこれ。 「時代...

ブクログのツイートで知った本。面白そうだったので、図書館で。 意外と古い本でびっくり。 1作目の猿蟹合戦に関してが読みにくい&笑いのツボが違うでなかなか読み進められなかったけど、2作目の表題作からはスルスル読める。 もう、まず六文字でまとめよで爆笑。あかん、笑うこれ。 「時代食堂」はしんみり不思議系。ほっこりしあわせな読後感。 からの「靄の中の終章」でかなりぞくぞく。これ、笑えるとこと笑えないとこある……結構怖い。 「ブガロンチョ」はとにかく美味しそう。嘘八百やけど、ちょっと食べてみたい。サラダはいらんけど(笑) 「長島節」は、野球がさっぱりなんで……まぁ、なんとなく読む。 で、ラスト!「人間の風景」これやばい。めちゃくちゃ面白い。お腹抱えて笑ったわ(笑) 初めましての作家さんやったけど、気楽に読める文体で楽しかった。星新一氏を思い出す。

Posted byブクログ

2020/07/04

なななななんと!初めて買った清水義範さんの本が6月の話題の一冊ですって!素晴らしい!素敵!やんややんや

Posted byブクログ

2020/07/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

表題作ほか6編のパロディ短編集。Fbにブクログからのおすすめがあったので読む。 元ネタを知ってこそのパロディの楽しさを思うと、スルーしてしまっているものが多いのでは?などと思うと、ついやるせなくなる。期待値のハードルを勝手にあげてくるパロディという分野と自分との相性はあまり良くないのかも。 表題作はあくまでも虚構なので、受験参考にしないようにと、あとがきにあるが、出題者のワナにまんまとはまらないためには大いに参考になるし、大多数の受験者が正解するような問題は出さない=ピント外れが正解という認識を少しでも持つことで国語の点数は格段に上がるのではなかろうか。 20-40

Posted byブクログ

2019/07/27

「国語入試問題必勝法」は、皮肉たっぷりの短編だけど、びっくりするくらい、実際の受験テクニックとしても有効な気がする。

Posted byブクログ

2019/07/18

・7/18 読了.箸休めのつもりで読んでみたけどなかなか面白い.それにしても国語の試験問題をここまでおちょくることができるってことは、国語という科目のどこかに問題があるってことなんだろうと思うね.

Posted byブクログ