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「さようなら」の事典 の商品レビュー

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2019/01/29

フランス文学翻訳者として知られる窪田般弥氏の翻訳本は、何冊も読んだことがあります。 映画や詩歌、辞世の句や遺書、墓碑銘など、さまざまな別れの言葉を紹介している本。 著者2名がフランスと英米とで担当を分けており、データはその3国に絞られています。 訳と原文に解説をくわえてひとま...

フランス文学翻訳者として知られる窪田般弥氏の翻訳本は、何冊も読んだことがあります。 映画や詩歌、辞世の句や遺書、墓碑銘など、さまざまな別れの言葉を紹介している本。 著者2名がフランスと英米とで担当を分けており、データはその3国に絞られています。 訳と原文に解説をくわえてひとまとまり。 ただ、別れの言葉だけをピックアップしているため、解説で説明されていても、ピンとこないものも多いです。 別れと一言で言っても、さまざまな別れがあるため、もっと「恋愛」「死」などテーマ別に分けてまとめた方が読みやすいのではないかと感じます。 研究家2名の専門下の言葉の紹介ですが、全体的に文芸的で、自分でも使ってみようという気にはなりません。ひたすら言葉が紹介されていくので、退屈感も出てきました。 こういう言葉集は割と好きですが、どうも乗り切れなかった一冊。学問としてフランス文学、英米文学に触れている学生には好まれそうです。 実用性を意識した使える別れの言葉集になっていたら、もっと楽しめるのにと思いました。

Posted byブクログ

2015/09/16

☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BN03476170

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