日本人の英語 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
「明治な大学」は読んでいて面白かったが、「敢えて」であれば笑い話だが「正解だ」と思って使っていたらまずい、まずくないのは日本の中にいる日本人に対してのみ。 「the」と「a」、の定冠詞の問題についてはちょうど英会話教室で講師とやりあったばっかりだったから、腑に落ちた。 講師も「英語には謎な部分が数パーセントだけあるし、日々変わっていっている」と言っていた。 「instruments」の時は「It's Special Situation!」と言っていた。 「the」を付けると、日本人が思っている以上に「特別感、力説感」が出るのだそうで、"Let's go to THE starbucks" などど言われると「お、おう」ってなるのだそうで ただ「名詞が入っていると"the"を付ける」ってのは分かり易かった Japan,に大してthe U.S.Aなのも理解。 けど、勉強途中なので意識しすぎると詰む可能性あると思ったので、面白い部分だけピックアップ そして逆に外国人が日本語を変に使うのもあるなーと、「東京な」とか意味不明な、まぁ笑ってしまいそうになるのはお互い様 脳を切り替えないとだめやねこれは
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続編が出たので再読。 P. 84 「XのY」を表現する時 Ueno Zoo's pandas(最も所有感が強い) Ueno Zoo pandas(最も性質を表現する感じが強い。他の動物園のパンダと違って、このパンダは上野動物園に飼育されているという特徴をもつものである...
続編が出たので再読。 P. 84 「XのY」を表現する時 Ueno Zoo's pandas(最も所有感が強い) Ueno Zoo pandas(最も性質を表現する感じが強い。他の動物園のパンダと違って、このパンダは上野動物園に飼育されているという特徴をもつものであることを強調) the pandas of ueno Zoo(中立的) P. 146 放っておけない「離れすぎ問題」 P. 152 「特に・とりわけ」問題 日本人の書いた英文には、センテンスの冒頭に"Especially, ....."という言葉をよくみかける。 (中略) 確かに単語としては存在するけれども、上の形でセンテンスの冒頭にでてくる"Especially, ....."は、英文をいくら探しても、見つかるはずがない。この言い方はないのである。 (中略) 上のセンテンスを直す方法はいくつも考えられるが、早い話が"Especially, ....."を"In particular, ....."にする。
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言葉に対する感覚が必要なんだろうなと思った。 なんとなく使っている日本語にさえ自分自身がどれだけ気を配らずに使っているかを気付かされた感じがした。 今まで"chicken"と"a chicken"の違いなんて気にしたことはなかったけど、この...
言葉に対する感覚が必要なんだろうなと思った。 なんとなく使っている日本語にさえ自分自身がどれだけ気を配らずに使っているかを気付かされた感じがした。 今まで"chicken"と"a chicken"の違いなんて気にしたことはなかったけど、この本を読んで冠詞の大切さは分かった。 実際に使う場面でどれだけ活かせるかはトレーニングが必要だろう。そしてそれが正しいかどうかをチェックしてくれる人がいないとなかなか身に付かないように思う。多読多聴で参考になるものを自分の中にたくさん蓄えることが今の自分にできることなのかなと思う。
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ところどころにベン・ジョンソンの言葉が引用されるので、ドーピングを使用したあの陸上選手はそんなに素晴らしい言葉を残しているのかと見直していたら、英国に同名の詩人がいることを知って自らの無知を痛感。
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日本人が陥りやすい英語の間違った使い方、特にwritingでの注意点が、非常に的を得た指摘となっており、とても参考になる。 “明治な大学”には、何度読んでも笑わされる。
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aとtheの用法 前置詞の使い方とイメージなどが英語を母語とする筆者の視点から述べられている. 綺麗な英文,読みやすい英文を書くために役に立つことが数多く記述されていた. 理科系の作文技術の内容にも触れられていた.
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前置詞とか時制のニュアンスを易しく説明してくれる本。20年以上前のものだけど、素晴らしいと思う。こういう本はあまり見たことがない。 手もとにおいて繰り返し読みたい。
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Especially,... Therefore,...って表現は、ある意味『和製』英語だったのね。まずは、冠詞、前置詞、接続詞あたりを少し真面目に勉強しようと思う。
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著者のマーク・ピーターセンさんは現在明治大学政経学部の教授だそうです。日本語が本当に上手ですね。 日本人が間違えそうな英語を文法項目ごとに論理的に説明してくれています。(冠詞、単数と複数、前置詞、inとon、offとout、時制、受動態、副詞、接続詞など) 個人的には、わ...
著者のマーク・ピーターセンさんは現在明治大学政経学部の教授だそうです。日本語が本当に上手ですね。 日本人が間違えそうな英語を文法項目ごとに論理的に説明してくれています。(冠詞、単数と複数、前置詞、inとon、offとout、時制、受動態、副詞、接続詞など) 個人的には、わかりやすい部分もあったけど、一部はよけいにややこしく感じました。論理的にこうです、と言われても何となく理解しずらかったり(例えばinとonの使い分けなど)。論理を理解して正しく使おうと努力することも大事だけど、やっぱりたくさん読んで、たくさん書いて、添削してもらって、皮膚感覚を養うことが大切だろうなと思いました(私の理解力が乏しかっただけかもしれません)。ただ冠詞や単数・複数形については、ライティングをする際にちょっと敏感になりました。 ペーパーを書く上で参考になったのは、 ・関係代名詞を使うことで洗練された表現に見える ・ライティングの堅さや論理構造に応じた副詞と接続詞の使い分け(accordingly, as a result, as, therefore, thereby, thus, hence) へ~そういえばそうだな、と思ったのが、 ・Genji Hikaruなんておかしい(姓名は母国語の順番のまま表現するのが普通。例:マイケル・ジャクソン、キム・デジュン) 日本人の名前だけ順序を逆にするのは、日本人自身がそうしてきたからだそう。 著者の最後の言葉、「最後の問題として「英語の流れ」に熟達しようとするなら、なるべく日本語を頭から追い払って、英語を英語として考えるしかないような気がする。」に納得。
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前置詞のニュアンスとか、学術論文での言葉の使い分けとか詳しい。評判が良いだけあって読む価値あると思う。学術論文を前提とした話は最後1/4くらい。
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