ONE FINE MESS の商品レビュー
スティービー・ワンダ…
スティービー・ワンダーの楽屋で盗みを働き、落語立川流の会で「お直し」を演じ、お笑い番組のプロレス・コーナーで肋骨にヒビを入れられながらも闘い、バーでブローティガンと60年代のアメリカを語り合う。
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「景山民夫」のエッセイ集『ONE FINE MESS―世間はスラップスティック』を読みました。 「景山民夫」作品は4年前に読んだ『遥かなる虎跡』以来なので久しぶりですね。 -----story------------- 「スティービー・ワンダー」の楽屋で盗みを働き、落語立川流...
「景山民夫」のエッセイ集『ONE FINE MESS―世間はスラップスティック』を読みました。 「景山民夫」作品は4年前に読んだ『遥かなる虎跡』以来なので久しぶりですね。 -----story------------- 「スティービー・ワンダー」の楽屋で盗みを働き、落語立川流の会で「お直し」を演じ、お笑い番組のプロレス・コーナーで肋骨にヒビを入れられながらも闘い、西麻布のバーでブローティガンと60年代のアメリカを語り合う―。 あるときはサンフランシスコ、またあるときはボルネオ。 時代を疾走する放送作家の過激な日常を、瑞々しい筆で切り取ったショート・ストーリー風都会派エッセイ。 ----------------------- 二十歳くらいの頃、「景山民夫」のエッセイが大好きで、良く読んでいたんですよねぇ、、、 1987年に第二回講談社エッセイ賞を受賞した作品… 懐かしさを感じながら読みました。 ■だから『走れメロス』は恥かしい ■僕も猫語が喋れる理由 ■青島幸男へのラブレター ■インタビューアーの仕事作法 ■ラッコ第三種接近遭遇 ■天使の顔をしたアバズレ ■黒スーツを着て来た意味 他全33作品 幅広い趣味と人脈が活きているし、エッセイの舞台は国内に留まらずアメリカ、ヨーロッパ、アジア、中東と各地に広がっているし、短篇小説を読んでいるような面白さを兼ね備えているので、二十数年前と変わらず愉しく読めました。 音楽、酒、クルマ、スキューバダイビング、超常現象、銃、旅行、落語、プロレス、動物との触れ合い、怪談、サバイバルゲーム… 等々、多種多様な経験がエッセイに深みを与えているんでしょうね。 エッセイのテーマに合わせて凝った写真が付いているのも愉しめました。 作品中、自身の履歴を紹介する際に、 「ひとことも嘘はついていないけれど、誇張してない部分は一箇所もない」 という言葉が出てきますが、まさに作品全体が、そのトーンになっている感じ… 作品だけでなく、「景山民夫」の生き方そのものを的確に現している言葉かもしれませんね。
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二十代に読んだ作品の二度読みだ。 この作者のエッセイは何とも味わいがあって大好きだった。 何十年も前の作品であるから時代が感じられるのも面白い。 前にも感じたが「生きていたなら、、、」と改めて思う。
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BRUTUS連載を纏めたエッセイ集。特に出色なのが氏がスティーヴィー・ワンダーにテレビ番組の取材でインタヴューした顚末が綴られた「ワンダフルワンダー」名作落語のようなオチがあり、いわゆるすべらない話としても最高。
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