呻吟語 の商品レビュー
呻吟語の守屋版簡明な解釈本
まず、本書は全訳ではありません。飽くまで抄訳(全1976項の内、236項目掲載)です。単行本ですので、抄訳といえどなかなかの書になります。 呻吟語は、「人生訓」です。中国明代に書かれたものですが、現代にも十分通用する箴言集です。 私的には、菜根譚よりもずっと実際向けかと思いま...
まず、本書は全訳ではありません。飽くまで抄訳(全1976項の内、236項目掲載)です。単行本ですので、抄訳といえどなかなかの書になります。 呻吟語は、「人生訓」です。中国明代に書かれたものですが、現代にも十分通用する箴言集です。 私的には、菜根譚よりもずっと実際向けかと思います。それというのも、菜根譚の著者の正体が判然としない中、呻吟語の著者(呂新吾)は現実の官場に高級官僚として働き、志を蔵めて下野した経験を持つ、多彩な人間性が反映されているからです。実在の証明が論理強化に寄与しています。 「深沈厚重なるは、これ第一等の資質」……本書を手にして味読してください。
聖熟女☆ミ
天欲(自然と戯れる欲)は捨てなくてよい 本を読み、実行し、勤勉であり、思いやりをもつ 静 足るを知る この世の中を生きるのにただ一つ必要なのは「恕」 自分のしてほしくないことはしない 人のことでも親身になる 大体を知る 大局的判断とバランス感覚のこと 平穏無事より幸せなこ...
天欲(自然と戯れる欲)は捨てなくてよい 本を読み、実行し、勤勉であり、思いやりをもつ 静 足るを知る この世の中を生きるのにただ一つ必要なのは「恕」 自分のしてほしくないことはしない 人のことでも親身になる 大体を知る 大局的判断とバランス感覚のこと 平穏無事より幸せなことはない 要求過多より不幸なことはない
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・忘とはこれ無心の病、助長はこれ有心の病。心は従容として自在に、有無の間に活発ならんことを要す。 ・忍激の二字はこれ禍福の関なり。 ・欲はただこれ進気ありて退気なし。理はただこれ退気ありて進気なし。善く学ぶ者は、進退の間を審らかにするのみ。 ・心は実ならんことを要し、また虚...
・忘とはこれ無心の病、助長はこれ有心の病。心は従容として自在に、有無の間に活発ならんことを要す。 ・忍激の二字はこれ禍福の関なり。 ・欲はただこれ進気ありて退気なし。理はただこれ退気ありて進気なし。善く学ぶ者は、進退の間を審らかにするのみ。 ・心は実ならんことを要し、また虚ならんことを要す。物なき、これを虚と謂う。妄なき、これを実と謂う。ただ虚なり、故に実なり。ただ実なり、故に虚なり。心は小ならんことを要し、また大ならんことを要す。その心を大にすれば、能く天下の物を体す。その心を小にすれば、天下の事を破らず。 ・大事、難事には担当(責任感)をみる。逆境、順境には襟度をみる。喜に臨み、怒に臨みては涵養をみる。群行、群止(集団での行動)には識見をみる。 ・才能技芸は他に譲りてその高名を占めしめ、ともに勝を競うなかれ。鋼常大節(道徳の根幹)に至りては、即ちまず自家努力せんことを要す。退きて人後に居るべからず。 ・掩護するは(弱点)攻むるなかれ。屈服するは怒るなかれ。これ威を持ちうる(相手に力で臨む)者のまさに知るべき所なり。 功無き者は賞するなかれ。盛籠(一人の人を重用する)は加うるなかれ。これ愛を用いる者のまさに知るべき所なり。 ・人の過ちを聞くを喜ばんよりは、己の過ちを聞くを喜ぶに若かず。己の善をいうを楽しむよりは、人の善をいうを楽しむにしかず。
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明代のビジネス書。 論語などの様々な古典を引き合いに出し、 働く上での心得を説いている。 引き合いに出している書物は、 儒教の書だけでなく、仏教や道教、 果ては墨子の説まで幅広い。 そして儒仏道のどれも 心を平静にすることが根本であり、 それが一番重要な事らしい。 ほとん...
明代のビジネス書。 論語などの様々な古典を引き合いに出し、 働く上での心得を説いている。 引き合いに出している書物は、 儒教の書だけでなく、仏教や道教、 果ては墨子の説まで幅広い。 そして儒仏道のどれも 心を平静にすることが根本であり、 それが一番重要な事らしい。 ほとんどは現代でも通用するが、 残念ながら時間管理術だけは 陳腐化してしまっているのも面白い。
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以下をご覧ください。 http://sky.ap.teacup.com/010310461283/744.html http://sky.ap.teacup.com/010310461283/884.html
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