細川ガラシャ夫人(下巻) の商品レビュー
ガラシャの人を敬う姿に、ただただ感動でした。ガラシャがキリシタンになる過程がよく分かる。 涙無しでは語れませんね。 ガラシャのように、優しくもあり、強くもあり、こんな風に自分を高めたい。 しかし、忠興は無さ過ぎる。女々しい、器が小さい、無神経、自己チュー、異常な嫉妬・執着心。 そ...
ガラシャの人を敬う姿に、ただただ感動でした。ガラシャがキリシタンになる過程がよく分かる。 涙無しでは語れませんね。 ガラシャのように、優しくもあり、強くもあり、こんな風に自分を高めたい。 しかし、忠興は無さ過ぎる。女々しい、器が小さい、無神経、自己チュー、異常な嫉妬・執着心。 それに比べて、興元や初之介はなんて男らしいんでしょ。
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戦国の時代、女性が男性の所有物でしかなく、いつ何が起こるかわからない時代に真に人間らしく生きようとしたガラシャ。 「もろもろの困難を、恩寵と思えるように」と祈ってくれた佳代が傍にいたことも大きかったのだろうと思う。
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人権っていう概念がない生活を読んで、結構カルチャーショック受けている自分がいるけれど、今でもこういう状況下で生きている人は沢山いるんだろうなぁ。どれほど自分が恵まれた環境にいるのか改めて考えさせられた。 キリスト教の教えを全く知らないから言うけど、作中に出てきた「すべて信仰によ...
人権っていう概念がない生活を読んで、結構カルチャーショック受けている自分がいるけれど、今でもこういう状況下で生きている人は沢山いるんだろうなぁ。どれほど自分が恵まれた環境にいるのか改めて考えさせられた。 キリスト教の教えを全く知らないから言うけど、作中に出てきた「すべて信仰によらぬことは罪なり」ってのがダイエットの食事制限みたいと思った。
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大河ドラマになりそうな人生。気位の高い女性。もっとキリスト教と密接な関係があるのかと思ったが、思いの外宗教臭がしない。光秀も見直した。
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ガラシャ最期のシーンからは涙流しながら読みました… 忠興も決して悪い夫ではありませんし、その他の人物も魅力的でした。 お気に入りです。
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今年の大河ドラマを見ていて、 この方が気になったので読んでみました。 三浦綾子さんの作品は「氷点」とか「塩狩峠」なんかを 中学生くらいの時に読んだ以来でした。 歴史小説を書いているなんてちょっと意外。 「細川ガラシャ」夫人って名前は知っていたけど 大名の奥様でキリシタンだった...
今年の大河ドラマを見ていて、 この方が気になったので読んでみました。 三浦綾子さんの作品は「氷点」とか「塩狩峠」なんかを 中学生くらいの時に読んだ以来でした。 歴史小説を書いているなんてちょっと意外。 「細川ガラシャ」夫人って名前は知っていたけど 大名の奥様でキリシタンだった、くらいしか分からず どんな人生だったのか 読んでよくわかりました。 明智光秀の娘ということで なかなか大変な人生だったんですね…。 戦国時代の大名の妻というのは 本当に人権が無くて、 読んでいて痛ましくなってしまいました。 三浦綾子さんだからななのか、 “どうして細川玉(ガラシャ)がキリシタンになったのか” 丁寧に描かれていて 読み応えがありました。
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ガラシャって恩寵という意味だったんだ。。 キリスト教は洗礼受けてもいい宗教だよね。 人は原罪がありキリストは人の罪のため 磔刑された。信じれば天国にいける。 うーーん。完璧。 ところで信長を殺したけど明智光秀は当時の 人からしたらそんなに評判悪くない (もしく...
ガラシャって恩寵という意味だったんだ。。 キリスト教は洗礼受けてもいい宗教だよね。 人は原罪がありキリストは人の罪のため 磔刑された。信じれば天国にいける。 うーーん。完璧。 ところで信長を殺したけど明智光秀は当時の 人からしたらそんなに評判悪くない (もしくはいいほう?)だった気がするね。 特に戦国時代だし。
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良い本だった。 物事はひとつの側面から見るものはではないんだなーと。 反対側や他の側面から見るとこうも違うのかと驚き。
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後半。父、明智光秀の謀反本能寺の変の後、秀吉の征伐により光秀の三日天下により、玉子(細川ガラシャ)は、逆臣の子となり、人生の憂き目をみる。 時代ものは、主人公一人一人に芯が通っていて、哀しくもあり、ロマンがある。 故人である三浦さんによる心理描写は、孤独の淵、絶望の淵にあっても志...
後半。父、明智光秀の謀反本能寺の変の後、秀吉の征伐により光秀の三日天下により、玉子(細川ガラシャ)は、逆臣の子となり、人生の憂き目をみる。 時代ものは、主人公一人一人に芯が通っていて、哀しくもあり、ロマンがある。 故人である三浦さんによる心理描写は、孤独の淵、絶望の淵にあっても志を持つという気高い精神に溢れていると思う。
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暴君のぶながのむごい仕打ちに耐えかね、ついに明智光秀は織田家に叛旗をひるがえした。しかしその天下はあまりにも短く、玉子は逆心の娘として苦難の日々を過ごすことになった。 父母一族は亡び、夫や子とも引き裂かれた玉子は、秀吉のキリシタン弾圧の中、洗礼を受けることを決意する…。強者の論理...
暴君のぶながのむごい仕打ちに耐えかね、ついに明智光秀は織田家に叛旗をひるがえした。しかしその天下はあまりにも短く、玉子は逆心の娘として苦難の日々を過ごすことになった。 父母一族は亡び、夫や子とも引き裂かれた玉子は、秀吉のキリシタン弾圧の中、洗礼を受けることを決意する…。強者の論理が支配する時代に、命をかけて信念を貫いた細川ガラシャの生涯を描く感動の歴史ロマン。キリスト信者ならではの視点の著者初の歴史小説。
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