コゼットの肖像(2) の商品レビュー
アニメ版(OVA)コゼットの肖像は制作に新房昭之さんらが関わっていて、舞台のデザイン、音楽からも「魔法少女まどかマギカの原点」なんて言われたりして、私の好きな部類に入る作品ですが、今回はそんな「コゼットの肖像」漫画版を読みました。アニメ版とは主要キャラクターから結末まで、ちょいち...
アニメ版(OVA)コゼットの肖像は制作に新房昭之さんらが関わっていて、舞台のデザイン、音楽からも「魔法少女まどかマギカの原点」なんて言われたりして、私の好きな部類に入る作品ですが、今回はそんな「コゼットの肖像」漫画版を読みました。アニメ版とは主要キャラクターから結末まで、ちょいちょい違いがあります。どっちが良いかと問われれば悩みますが、漫画の話だとどうしても打ち切り感がするというか、そういった意味では、「雰囲気と音楽を楽しむだけのアニメ版」と揶揄されていたとしても、アニメ版の方が好きです。 ただ、漫画版は絵にしたってセリフにしたって、エッシャー、ビアズリー、ヴェルディのレクイエム、ボードレールの詩等々のイメージを借用しながら、丁寧に世界観が作り込まれている印象、つまりは硬派な印象を受けて、「なるほど確かにゴシックロマンスって感じはするかも」とはなります。近年の漫画作品でこのような要素を含めた作品を私は寡聞にして知らないので、そのような点では「これこれ、こういうのが読みたかった」と頷いたのも事実です。特に最終話に向かうに連れてのイマジネーションの飛躍と展開は面白かった…! 近いテイストのものにローゼンメイデンとかウテナとか色々ありそうですが、やっぱり「コゼットの肖像」にはワイルドの『ドリアン・グレイの肖像』に通じる、どこか文学的、幻想的な退廃美がありますね。よかったです。
Posted by
骨董屋でバイトをする少年と、彼とともに自分の遺品を探す少女が紡ぐ耽美な世界。まさかのラストに言葉をなくした。
Posted by
表紙が好き。コゼットの過去が明かになります。かなり悲しくなりました。コゼットって生きていた頃も怖い子なのかと思ってたら、明るくて優しい子だったです。これも、ドレスがかなり素敵。最終話が切なかったけど。
Posted by
- 1