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こたつむり伝説 の商品レビュー

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2014/11/22

こたつから離れられないこたつむりの話。 こたつから出たくない気持ちは非常によく分かる。ただ、ずっと入ってるとケツが痛くなるし、湿気がこもってそれほど快適じゃなくなるので、基本的にはこたつむりになったことはない。入ってても1週間とかくらいかな、大学時代とか。。 こたつは...

こたつから離れられないこたつむりの話。 こたつから出たくない気持ちは非常によく分かる。ただ、ずっと入ってるとケツが痛くなるし、湿気がこもってそれほど快適じゃなくなるので、基本的にはこたつむりになったことはない。入ってても1週間とかくらいかな、大学時代とか。。 こたつは好きだが、こたつから離れられないほどではない俺から見ると、ここまでずっとこたつで生活してるのはちょっとすごすぎると思ってしまう。こたつに入ってる間本を読んでるわけでもなく、テレビをずっと見てるわけでもなく、ただただこたつの気持ちよさを満喫しながらぼーっとできるのは、まさにこたつむりといってよい。 本書は一見『34歳無職さん』と同じジャンルに見えてしまうが、実は全然違う。『34歳無職さん』は傷心や厭世からの逃避故に無職をやってる。そして、無職をやれるだけの財力を持って、無職生活を送っている。生きるのがしんどくなったから休んでいる感覚に近いから、ニートとか自分探しとかそういう雰囲気を持つ。 しかし、本書は違う。本書は、ただただこたつが好きでこたつむりとして生きた、非常にマイペースでまったりして変わった人間を描いている。随分昔の作品だが、現代のように狭っ苦しくてあくせくしていない。いい作品だ。

Posted byブクログ