プラネテス(1) の商品レビュー
ハチマキがある人に出会ったことで愛を知った だんだんと人間であることの悦びを知れていくところがよかった
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もう、20年近くも昔の作品なのですが、知らずに読めば新しい。もっとも、40年前のマンガの世界にいる人間には、何でも新しいのかもしれないけれどね。 作者が作品で書こうとしているの世界が、例えば宮沢賢治の作品の世界に流れる完成によって構築されている感じが、老人を喜ばせるのかもしれ...
もう、20年近くも昔の作品なのですが、知らずに読めば新しい。もっとも、40年前のマンガの世界にいる人間には、何でも新しいのかもしれないけれどね。 作者が作品で書こうとしているの世界が、例えば宮沢賢治の作品の世界に流れる完成によって構築されている感じが、老人を喜ばせるのかもしれないが、個々には本当のことがあるような気がしてうれしかった。 ブログで一冊づつ紹介してみようと書いています。読んでもらえると嬉しい。 https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202007260000/
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全巻まとめて評価・感想 乱暴にまとめると、宇宙が舞台の人間ドラマ。 主人公の葛藤とか成長とか目新しくないけど、全巻通して真っ当に面白い。 愛とはなんだ。 プラネテスが頭ひとつ抜けてる要素のひとつだと思う。ここ数年間、個人的にもテーマにしていたことだったから過剰に感じ取りすぎた気も...
全巻まとめて評価・感想 乱暴にまとめると、宇宙が舞台の人間ドラマ。 主人公の葛藤とか成長とか目新しくないけど、全巻通して真っ当に面白い。 愛とはなんだ。 プラネテスが頭ひとつ抜けてる要素のひとつだと思う。ここ数年間、個人的にもテーマにしていたことだったから過剰に感じ取りすぎた気もするけども……。 考えてみれば、ヴィンランド・サガも愛とは切り離せないドラマだと思う。 幸村誠は漫画を使って哲学してるんじゃないか。 二十代でこんな話を書いたのかと思うとなんかもうすごいわ。
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宇宙を舞台にしたSF漫画です。 5巻以内でおすすめの漫画には必ず上がるほどの作品です。個人的には難しくまだ読むには早かったのかなと思いました。 SFやヒューマンドラマが好きな方にはハマる作品なのかもしれません。
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二度目の読了。あいだにアニメを挟んでいて、アニメと原作の違いに驚きつつ、原作を読み返したくなり購入。最初に読んだのはいつだっけ? phase 1 屑星の空 とにかく泣ける・゚・(ノД`;)・゚・ 衛星軌道上でこんな偶然があるのだろうか? あるからこそドラマになるんじゃないか。...
二度目の読了。あいだにアニメを挟んでいて、アニメと原作の違いに驚きつつ、原作を読み返したくなり購入。最初に読んだのはいつだっけ? phase 1 屑星の空 とにかく泣ける・゚・(ノД`;)・゚・ 衛星軌道上でこんな偶然があるのだろうか? あるからこそドラマになるんじゃないか。 phase 2 地球外少女 ローランドが(宇宙の一部となるために)自らの死を選んだのも月面。ルナリアンであるノノが生きていくと選んだのも月面。その砂漠に地球の浜辺を一瞬垣間見るシーンが美しい(ここはアニメのほうがその表現手法ならではの演出がされており、こちらもとてもよかった)。ハチマキに<はしか>の兆候があることが示唆されているが、ここではノノと出会ったことで解決されている。 phase 3 ささやかなる一服を星あかりのもとで ある種コメディ(笑)。ユーリ、ハチマキ、フィーと物語の主役が移ってきて、これでメインキャラクターの紹介がひと揃い。うまい流れだ。 phase 4 ロケットのある風景 そして次はハチマキの家族へ(父は出てこないが)。ここも宇宙。宇宙と地球の境目、世界の境目がない。壊れてしまったコンパス、ユーリは自分でも理由がよくわからないながらもそれをキュータローのロケットに託す。もし自分なら手放す決心をすることができるだろうか? ラスト、学生服の袖丈がキュータローの成長を表しているのがうまい。 phase 5 IGNITION - 点火 - 空間喪失症。自分の夢を諦めるための理由を突きつけてくる、自分のなかのもうひとりの自分。「宇宙はお前を愛してはくれないが許してはくれる」怒りのあまりかました頭突きの先はEXIT扉。木星系のためのエンジンによる<点火>。「今は去ろう だが気を抜くなよハチマキ オレはいつでもあらわれるぞ」 * 宇宙モノではあるが宇宙開発期ではなく、宇宙(といっても地球の衛星軌道上だが)が日常的な職場となっており、その意味では沖一『アストロノーツ』よりもさらに先の時代。個人的には開発期が好きだが、これはこれで別のおもしろさがある。主人公とそれを取り巻く人物たちによるヒューマンドラマなところは『アストロノーツ』と同じだな。 ただ『アストロノーツ』と異なるテーマとなるのが、<はしか>と<もうひとりの自分>。<はしか>をこれまでにキチンと描いたフィクション作品ってあっただろうか? <もうひとりの自分>はモチーフとしてはあったと思うが、宇宙を舞台にしているところがなんともいい。このあとこのふたつが絡み合ってくることがあったっけ? phase 1はやっぱり読み切りだったのか。そしてこの作品が24歳のデビュー作というのはすごい。 そういやタナベはまだ出てこないんだな。
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1巻 なんやよーわからん。読むの面倒になるやつ…フィーの煙草の話で、めっちゃかっこいい推せると思ったら終盤で女性だと気付いたw
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はるか未来の話。 ハチマキとユーリ、そしてフィー。 3人それぞれ、苦悩の過去を持ちながら、宇宙ゴミ(スペース・デブリ)の破壊・清掃の作業を行う。 宇宙とは、はるか彼方の先にあり、そして、今、ここにあるもの。 壮大な話でありながら、何故か昭和の香りのする懐かしい様なストーリー...
はるか未来の話。 ハチマキとユーリ、そしてフィー。 3人それぞれ、苦悩の過去を持ちながら、宇宙ゴミ(スペース・デブリ)の破壊・清掃の作業を行う。 宇宙とは、はるか彼方の先にあり、そして、今、ここにあるもの。 壮大な話でありながら、何故か昭和の香りのする懐かしい様なストーリーです。
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名作だということは知ってましたが、読んだことがなかったので、読みましたが、読んでなかった自分が恥ずかしくなるくらい素晴らしい作品でした。2001年に書かれてる漫画なのに生活感に全く違和感がなくSFとしての世界観が素晴らしくて、幸村誠先生の想像力に脱帽しました。ユーリのキャラが好き...
名作だということは知ってましたが、読んだことがなかったので、読みましたが、読んでなかった自分が恥ずかしくなるくらい素晴らしい作品でした。2001年に書かれてる漫画なのに生活感に全く違和感がなくSFとしての世界観が素晴らしくて、幸村誠先生の想像力に脱帽しました。ユーリのキャラが好きです。
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あー、これは面白い。画力による説得力に裏打ちされた宇宙SF。個々人が実にイキイキとしているのも良いし、社会的な背景や宇宙開発の描写にリアリティがあるのも良いですね。特にフィーとタバコとテロ組織の回が痛快であった。全4巻とそれほど大きくないボリュームでどこに落とし込んでいくのかが楽...
あー、これは面白い。画力による説得力に裏打ちされた宇宙SF。個々人が実にイキイキとしているのも良いし、社会的な背景や宇宙開発の描写にリアリティがあるのも良いですね。特にフィーとタバコとテロ組織の回が痛快であった。全4巻とそれほど大きくないボリュームでどこに落とし込んでいくのかが楽しみ。ハチマキの夢を追う形が中心になりそうだけど、それよりは群像劇として見ていきたいかなぁ。
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