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横須賀 1953 「混血児」洋子=バーバラの物語
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横須賀 1953 「混血児」洋子=バーバラの物語

木川剛志(著者)

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横須賀 1953 「混血児」洋子=バーバラの物語

1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 えにし書房/トランスビュー
発売年月日 2025/07/05
JAN 9784867221402

横須賀 1953

¥1,980

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2025/08/09

横須賀出身のハーフである私の視点から読むと、「やっぱりそうだったんだ」「やっぱりいたんだ」と、胸の奥で何度も頷きながらページをめくりました。そこに描かれていたのは、確かにこの街にあったたくさんの悲しみでした。 子どもの頃から感じていた、言葉にできない違和感。この街では、年配のハ...

横須賀出身のハーフである私の視点から読むと、「やっぱりそうだったんだ」「やっぱりいたんだ」と、胸の奥で何度も頷きながらページをめくりました。そこに描かれていたのは、確かにこの街にあったたくさんの悲しみでした。 子どもの頃から感じていた、言葉にできない違和感。この街では、年配のハーフの方をほとんど見かけない。たまに耳にする「混血児」という古い呼び方。理由を尋ねても、大人たちは皆、口を閉ざしてしまう。 本を読み進めるうちに、その違和感に初めて答えが与えられたような気がしました。胸が締めつけられる一方で、私はこの街の中でも比較的恵まれた環境にいたのだと、そして恵まれた時代に生まれたのだと実感しました。 けれど、この歴史は忘れてはいけないし、知っていなければならない。横須賀に生まれた人である限り、ハーフに生まれた人である限り。この物語は、私たちの記憶に刻まれ続けるべきだと思います。 私にとっても、大切な意味を持つ一冊でした。

Posted by ブクログ

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