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デカルトにおける生命の原理 叢書・ウニベルシタス1178
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デカルトにおける生命の原理 叢書・ウニベルシタス1178

アニー・ビトボル・エスペリエス(著者), 香川知晶(訳者)

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デカルトにおける生命の原理 叢書・ウニベルシタス1178

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 法政大学出版局
発売年月日 2025/02/03
JAN 9784588011788

デカルトにおける生命の原理

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2025/03/07

生物学的著作の重要性 - デカルトは著作『人体の記述』や『思索私記』において、生命現象の解明を試みており、その文体や内容は当時のバロック文学と密接に関連している。 - ピエール=アラン・カネーは、デカルトの著作のスタイルに関する分析を行い、その詩的側面を抽出している。 - ジュヌ...

生物学的著作の重要性 - デカルトは著作『人体の記述』や『思索私記』において、生命現象の解明を試みており、その文体や内容は当時のバロック文学と密接に関連している。 - ピエール=アラン・カネーは、デカルトの著作のスタイルに関する分析を行い、その詩的側面を抽出している。 - ジュヌヴィエーヴ・ロディス=レヴィスは、デカルトの生理学に多くの紙幅を割いており、デカルトの生物学的研究が忘却されていることに言及している。 デカルトの自然現象に対する野心 - デカルトは、自然現象の一つを説明するだけでなく、自然学全体を説明しようと決心していた。 - 彼は1629年の書簡で、「自然のすべての現象」を説明することを目指していたことを明らかにしている。 - 生命に伴う機能(消化、脈拍、感覚など)を詳細に記述し、生命の原理を力学によって説明しようとした。 生命の原理とデカルトの分析 - デカルトは、生命現象を説明する際の基本定理として、身体の機能を分析することの重要性を強調した。 - 彼は1648年の「ベークマンとの対話」で、動物の形成について説明する必要性を語り、十分な知識がないことを認めた。 - デカルトの生理学では、心臓の機能や血液の循環についての考察が行われ、特に心臓の熱についての理論が展開されている。 アリストテレスとの対比 - デカルトはアリストテレスの「虚魂」と生命の原理を同一視する考え方を批判している。 - アリストテレスによる「生命の原理」は、心臓が感覚の原理とされることが多いが、デカルトは心臓の熱が生命の源であるとし、その本質的な役割を再評価した。 心臓の機能と生命の原理 - デカルトは、心臓の機能が生命の原理にとって中心的な役割を果たすと考え、その動きが生命現象における重要な要素であることを指摘した。 - 心臓の運動が生命を維持するための基盤であるとし、血液の循環がその動きによって支えられていることを説明した。 結論 - デカルトの生物学的研究は、彼の哲学的思考と自然学の理解を深めるために不可欠である。 - 彼の著作は、当時の生理学に多大な影響を与え、生命の原理や機能についての理解を促進するものであった。 - デカルトの視点は、近代生物学の基盤を築く上での重要な役割を果たしている。

Posted by ブクログ