デジタル時代の恐竜学 インターナショナル新書138

河部壮一郎(著者)

• 販売会社／発売会社: 集英社インターナショナル/集英社
• 発売年月日: 2024/04/05
• JAN: 9784797681383

商品レビュー

2024/07/14

恐竜をCTスキャンやMRIをしてデジタルを通しての研究。学生時代に恐竜が直接研究できないからその関連である鳥類の脳を研究してチャンスが来た時に新しいアプローチで研究できるのは本当に強いと思った。
来年開設の恐竜学部でも化石を発掘する研究手法と並んでデジタル関連も扱われるとのことで今後の発展が楽しみだ。

2024/07/07

面白かった。恐竜の化石の発掘から展示までの解像度が、この書籍を通じてかなり高くなった気がする。クリーニングに手間がかかっている様は博物館で目にしていたが、それだけでなく、思っていた以上人手のいることなのだなと。

随所で著者のマニアックさが滲み出ていてよかった。
それから、つい博物館で、「レプリカ」とか「複製」とか書かれていると確かに少しがっかりする側面が今まであったが、実はあれ自体でも内容によっては研究できるくらいだったり、骨を物理移動させなくて済むから破損とかの恐れもなくて安全とかのように、違った側面を理解することができた点はとてもよかった。

2024/05/03

これまでの恐竜普及書ではあまり知ることのできない、デジタル手法による古生物研究について非常にやさしい文体で書かれておりとても読みやすい。これからの時代の恐竜研究への期待に胸が膨らむ。