商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
発売年月日 | 2024/01/16 |
JAN | 9784344433533 |
- 書籍
- 文庫
血と骨 新装版(下)
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血と骨 新装版(下)
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商品レビュー
4.3
4件のお客様レビュー
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面白かった。映画で出てきた気持ち悪い料理の場面しっかり出てきてゲテモノ喰いと言われていた。英姫と高信義は人が良すぎる。 誰が金俊平のことを好きになるんだろう。 映画では男児だけ無理やり北朝鮮に連れて行ってたような気がしたけど原作は子ども3人と体が不自由な金俊平と行ってた。言葉通じない土地で頼る人もいなくて怖いな。
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面白かった。圧倒的な暴力を持って神話化された父親の人格には、胸糞悪い部分も多々あったけれど、それを凌駕する面白さ、力強さがこの小説にはあった。 ただ、それだけにラストはどうなんだろう。かなり尻すぼみにシュンと終わってしまった感じがある。そういうものだと言われればそうなんだけれど、神話化された父親がどうこの世を全うしたかについては大事なポイントだと思うので、そこにやや不満は残る。 あと文章がちょっと粗いかな。使われている語彙もそうだけど、ちょっと読みにくさはあった。でも、そんなの些細なことだし、基本的にストーリーが完全に読者を飲み込んでいったからそれには天晴と言うしかない。 あと女性への性描写がかなり独りよがりなので、そこらへん受け付けない人は無理っぽいかも。
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1930年代から戦後にかけて、大阪の在日朝鮮人社会を舞台に描かれた物語。 なんといっても、物語の中心であり、作者の父親がモデルとなっている金俊平の圧倒的な存在感が凄すぎます。 酒と性、そしてカネと暴力だけで構成されているかのような怪物には情も理も全く通じません。 文字通り命懸けで...
1930年代から戦後にかけて、大阪の在日朝鮮人社会を舞台に描かれた物語。 なんといっても、物語の中心であり、作者の父親がモデルとなっている金俊平の圧倒的な存在感が凄すぎます。 酒と性、そしてカネと暴力だけで構成されているかのような怪物には情も理も全く通じません。 文字通り命懸けで生きている周りの人々の様子は読んでいて辛い部分もありましたが、そんな中で屹立している金俊平から最後まで目が離せませんでした。 上巻を読み終える頃、作者の梁石日氏が亡くなられました。 氏の他の作品も読んでみようと思います。
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