商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 創元社 |
発売年月日 | 2022/08/26 |
JAN | 9784422320328 |
- 書籍
- 書籍
アンゲラ・メルケル演説選集
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
アンゲラ・メルケル演説選集
¥1,760
在庫あり
商品レビュー
4
5件のお客様レビュー
何気なく図書館で借りた本だったけど、読んだらめちゃくちゃ感動してすぐに購入した。 ドイツ初の女性首相、かつ初の東ドイツ出身者として16年間政権を維持したアンゲラ・メルケル氏のスピーチ3本をまとめた本。 メルケル氏のイメージは「国内で反発の声が増えてきた中でも多くの難民受け入れ...
何気なく図書館で借りた本だったけど、読んだらめちゃくちゃ感動してすぐに購入した。 ドイツ初の女性首相、かつ初の東ドイツ出身者として16年間政権を維持したアンゲラ・メルケル氏のスピーチ3本をまとめた本。 メルケル氏のイメージは「国内で反発の声が増えてきた中でも多くの難民受け入れを行い、その必要性を説いた、スキーが好きなおばちゃん」くらいだったけど、解説や役者あとがきでその来歴や政治的な実態が分かりやすく説明されていて、ますます興味が湧いてきた。 ひとつめの「わたしの国とはつまり何なのか」は2021年にハレで行われたドイツ統一記念日(31周年)の講演のもので、ドイツ再統一までの人々の努力を讃え、フェイクニュースなどで怒りや憎しみが煽られていることへの危機感を訴え、また、個人としては東ドイツ出身者として受けた偏見などにも触れて、スピーチ全編に引き込まれた。 ふたつめの「私たちはできる!」は難民受け入れについて、最後の「私の国の国是」は2008年の“イスラエル建国60年“式典に呼ばれたドイツ首相としてのもの。 とくに「私の国の国是」については、現在のイスラエルによるガザでのジェノサイドを思うともやもやが募るけど、「ショアーの記憶」を十字架として背負うドイツの現在のジレンマの理解の一助となった。 これらの講演の内容や、メルケル氏の政治的実績などを未来である現在から振り返ってみれば、決して良いことばかりではなかったけれど、私は彼女が好きになってしまったかもしれない。
Posted by
私たち両国の関係は本当に特別な類なき関係です。過去に対する永続的な責任、共通の価値観、相互の信頼、相互の強い連帯感、そして未来への確信を同じくする関係です。とイスラエルにて語っていた。
Posted by
"ドイツがドイツ史における道徳的大惨事に対する永続的な責任を認めること によってしか、これからの未来を人間的に形作ることはできません。言い換えるならば、 人間性は過去に対する責任からはぐくまれていくのです。" (2018.3.18 Die Staatsräso...
"ドイツがドイツ史における道徳的大惨事に対する永続的な責任を認めること によってしか、これからの未来を人間的に形作ることはできません。言い換えるならば、 人間性は過去に対する責任からはぐくまれていくのです。" (2018.3.18 Die Staatsräson meines Landes) "出逢いに臆病にならず、お互いに興味を持ち、自分のことについて語り合い、 違いを認めてください。 これが31 年間にわたるドイツ統一からの教えです。" (2021.10.3 Was also ist mein Land?)
Posted by