商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2021/10/28 |
JAN | 9784065258903 |
- 書籍
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毎日世界が生きづらい
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毎日世界が生きづらい
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商品レビュー
3.7
22件のお客様レビュー
ナックスの名前が出てきて嬉しかったです!ありがとう!! さて置き、生きていくって大変です。日常の繰り返しにウンザリする事さえも日常になっていて、生活をするって大変。 だけども、いるだけでいい。って言ってくれて、お互いが生活しやすいように改善策をだしてくれる雄大の存在は大きい。 ...
ナックスの名前が出てきて嬉しかったです!ありがとう!! さて置き、生きていくって大変です。日常の繰り返しにウンザリする事さえも日常になっていて、生活をするって大変。 だけども、いるだけでいい。って言ってくれて、お互いが生活しやすいように改善策をだしてくれる雄大の存在は大きい。 読み終わって改めて、私の生きづらさをフォローしてくれている家族に感謝だなぁと。
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ふわぁっと読んだけど、後半になるにしたがって自分と重ねて読んでいた。生きづらさ、生きていて難しいと思うこと、それが美景さんとにていて、パートナーは寄り添ってくれて、いてくれるだけでいいと言ってくれて。ラストも、とっても良かった。 p.262 どこにも立ち寄ることなく家に帰り、...
ふわぁっと読んだけど、後半になるにしたがって自分と重ねて読んでいた。生きづらさ、生きていて難しいと思うこと、それが美景さんとにていて、パートナーは寄り添ってくれて、いてくれるだけでいいと言ってくれて。ラストも、とっても良かった。 p.262 どこにも立ち寄ることなく家に帰り、ソファに沈み込む。 身体はぐったりとしているのに、頭はぐるぐる動いていて、大声を上げたくなった。ライブに行って黄色い声を上げている人は、こういう状態なのかもしれない。きっと、端から見ていたら分からないと思うけれど、美景は今、テンションが上がっている。ただ、それを落ち着かせる方法を知らない。 普段と違うことが起こると、大抵、こうなる。よいことでも悪いことでも関係なく、衝撃に弱い。最近はほとんど家にひきこもっていて、夫以外の人に会うことがないから、人と会っただけで、相手がいい人であっても、こういう状態になる。 明日は使いものにならないだろうな。 頭の中で、今日起こったことが、言葉が、再放送されている。脳が騒がしい。きっと、今日はなかなか眠れず、明日は頭ではなく、身体がぐったりしている。燃費が悪い。 きっと自分は、同時に何かをするのが苦手なのだ。食事をしながら打ち合わせ。普通の人なら当たり前にできるのだろうけど、美景にはハードルが高かった。食べ始めたら話せないし、話し始めたら食べるタイミングを忘れる。それを相手に気づかれると、更に緊張した。 打ち合わせなら、食事ではなく、お茶のほうがうまくいく。でも、今、食事を摂らないと、相手は食べる暇がなくなるのかもしれないと思うと、なかなか言い出せなかった。 p.270 あの、最近、無差別殺人事件があったじゃないですか」彼はお絞りを美景に手渡しながら、はい、と頷いた。 「児童と保護者が狙われた事件のことですよね?」 「そうです。•・・・そのときに、テレビでコメンテーターが「死にたいなら周りを巻き込まずに、一人で死ね」というような意味合いのことを言っていて、ネットでちょっと、論争になっているのを見たんですけど」 「それはどういう論点で?」 「一人で死ねなんてメディアが発言したら、今、悩んでいる人は、誰も助けてくれる人はいないって絶望して自殺してしまうんじゃないかっていう意見と、犯人に対して憤りを感じて、一人で死ねと言われてもしょうがないっていう意見が対立してるんだと思うんですけど。・・・・高津さんは、どういう考えか聞いてみたいなと思いまして」 いや、それは、と高津は即答した。 「死にたいなら一人で死ねなんて、口が裂けても言いたくないですね。言うなら」「言うなら?」 「・・・・・死にたくても、みんなで一緒に生きよう、って言いたいですよね」美景は安堵して、頷いた。 「同感です」
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タイトル借り。これは…もっともっと読まれてほしい…!! 内容は、どこにでもいそうな夫婦が、それぞれの生きづらさと危機に寄り添い、助け合いながらパートナーシップを築いていく話。 妻は人付き合いが苦手で仕事が長続きしない、家事の同時進行ができない。夫は真面目過ぎて仕事で苦戦、感覚過...
タイトル借り。これは…もっともっと読まれてほしい…!! 内容は、どこにでもいそうな夫婦が、それぞれの生きづらさと危機に寄り添い、助け合いながらパートナーシップを築いていく話。 妻は人付き合いが苦手で仕事が長続きしない、家事の同時進行ができない。夫は真面目過ぎて仕事で苦戦、感覚過敏あり。という特性がある。 お互いがお互いの特性をなんとなく察して、必要があればフォローしているのがよかった。 「足りないものを補い合える関係」に至るまでは色々失敗というか行き違いもあるけど、相手主体で考えれば乗り越えられるのかもしれない。(それが一番難しいんだけど…) 妻の生きづらさはとくに共感した。周りの人の言動や価値観が合わずに苦しくなるの、あるあるだよね。いい人だけど違和感のある発言をするとか、そういうのを「我慢できない」人が生きづらくなる社会だけど、何を我慢するかは人それぞれなんだから、というくらいの余裕は社会に必要だよね。 特性に必ずしも名前をつけるべきかどうか、まで踏み込んだ感じも良かった。 全体的にはそんなに明るくなかったけど、なんとなく希望を感じるので毎日世界が生きづらい人は読んでみてもいいかもしれない。
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