商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 双葉社 |
発売年月日 | 2021/08/26 |
JAN | 9784575244304 |
- 書籍
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ヤスの本懐
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ヤスの本懐
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商品レビュー
3.4
14件のお客様レビュー
孤高のホームレスで一流の食のコンサルタントヤッさんと弟子たちの物語。 本作が総集編とも言える現時点での最終話。 ヤッさんとオモニが突然いなくなるところから始まる。 これまでの登場人物が勢揃いして最後もヤッさんらしいエンディングだった。
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ヤッさんシリーズの最終作。 二番弟子のマリエの悩みから始まり、寿司屋の真菜を助けるためにタカオが立ち上がる。 最後は行方不明になったヤッさんが病気のオモニを支えるために札幌で奮闘する様が描かれ、ヤッさんは再び旅立っていった。 最後にヤッさんが悩むところを見て、人間だなぁと思...
ヤッさんシリーズの最終作。 二番弟子のマリエの悩みから始まり、寿司屋の真菜を助けるためにタカオが立ち上がる。 最後は行方不明になったヤッさんが病気のオモニを支えるために札幌で奮闘する様が描かれ、ヤッさんは再び旅立っていった。 最後にヤッさんが悩むところを見て、人間だなぁと思った。
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- ネタバレ
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お気に入りのヤっさんシリーズ完結編。 「矜持ある宿無し生活」をしながら、築地や豊洲界隈で働く様々な職人や料理人のために奮闘してきたヤっさんのお話がついに終わりを迎えてしまった。 一言で言うと寂しいに尽きる。 オモニとの関係、オモニと仲間たちとの別れ方、築地・豊洲に戻らないヤッさん、これからの人生など、寂しさと切なさが溢れている。 世代交代なのか、この時勢のせいなのか、オモニとヤッさんが生きてきた人生ゆえの価値観・スタイルなのか、ファンとしては切なさでいっぱい。 でも、タカオの成長ぶりとミサキの相変わらずの頼もしさ、マリエの覚悟が見られたのは嬉しかったし、続編が出たらやっぱり読みたいと思う。 それにしても、前作で築地市場の豊洲移転、東京オリンピックなど、リアルな社会情勢を踏まえたストーリが描かれ、ヤッさんもそれに翻弄される展開となっていたが、今作は新型コロナの影響で大打撃を受けた飲食業界、オモニを含め苦労・奮闘した人々の話があり、現代小説、特に飲食業界を舞台にした小説においては、新型コロナが与えた打撃、影響を書かないわけにはいかないのだと改めて思った。 フィクションであっても、コロナの影響が無い社会・業界を描くことはリアリティの無さだけではなく、人々の価値観、ライフスタイルの変化もうまく捉えきれないのかもしれない。 こんな時期があって、こんな風に小説にも描かれてたんだなーって過去のことのように言えるように早くなってほしい。
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