商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2021/08/26 |
JAN | 9784163914176 |
- 書籍
- 書籍
ブラックノイズ 荒聞
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
ブラックノイズ 荒聞
¥1,980
在庫なし
商品レビュー
3
4件のお客様レビュー
台湾からのホラー どんよりと湿り気のある空気感。何処までも付き纏う呪いの暗さは良い。主人公が好きになれず、読後はすっきりしない。
Posted by
読んでる最中はテンポよくなかなか惹きつけもうまく楽しめたが、読後はあんまり気分がよくなかった。戦時中に日本が中国東北部(満州)でやってきたことは褒められないと思う。溥儀などは映画化などにより、祟りを祀ることで怨念を鎮めるようなケツ拭きはあったかもしれんが(それは王だからであって)...
読んでる最中はテンポよくなかなか惹きつけもうまく楽しめたが、読後はあんまり気分がよくなかった。戦時中に日本が中国東北部(満州)でやってきたことは褒められないと思う。溥儀などは映画化などにより、祟りを祀ることで怨念を鎮めるようなケツ拭きはあったかもしれんが(それは王だからであって)実際には(作中にも表記あり)よその国に来て、一方的に自分らを上級国民、現地の人を下に扱ったりとか、恨まれるようなことはたっくさんしてきた訳で、それは決して満州だけの話でなく、台湾人に対しても同様だった、ってのが。。。結構刺さる。
Posted by
冒頭からの荒みまくった主人公周辺と、物語のきっかけとなるある怪死案件までの描写がリアルで、これは怖すぎてかなりのトラウマになるのでは…と恐れたが、統治時代の怪事件、原住民族の言い伝え、台湾に伝わる怪談に中華民族の道教もミックスされた混沌とした展開が面白く、恐怖よりもある種の感動が...
冒頭からの荒みまくった主人公周辺と、物語のきっかけとなるある怪死案件までの描写がリアルで、これは怖すぎてかなりのトラウマになるのでは…と恐れたが、統治時代の怪事件、原住民族の言い伝え、台湾に伝わる怪談に中華民族の道教もミックスされた混沌とした展開が面白く、恐怖よりもある種の感動が大きかった。そしてやっぱり悪霊よりも生きている人間の強烈な恨みがなによりも恐ろしいのだな、というこの手のものを読んだ時のいつもの感想に収まるのであった。
Posted by