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いとまの雪(下) 新説忠臣蔵・ひとりの家老の生涯
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2020/12/18 |
JAN | 9784041110188 |
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いとまの雪(下)
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商品レビュー
3.9
9件のお客様レビュー
誰もが知っている『忠臣蔵』を、 大石内蔵助という1人の家老の生涯を、 とても丁寧に、 最後の最後まで丁寧に描かれた作品でした。 起こることが分かっているのに、 凄く興味深く読み進めていました。 そして、 なんて深く、なんて綺麗に、 なんて素晴らしく描かれているんだろうと、 著者の...
誰もが知っている『忠臣蔵』を、 大石内蔵助という1人の家老の生涯を、 とても丁寧に、 最後の最後まで丁寧に描かれた作品でした。 起こることが分かっているのに、 凄く興味深く読み進めていました。 そして、 なんて深く、なんて綺麗に、 なんて素晴らしく描かれているんだろうと、 著者の伊集院静さんに、感動しました。 ***ネタバレ*** 討ち入りをはたし、 内蔵助をはじめとする赤穂義士たちが、 切腹すると分かっているのに、 いや、分かっているからか、 切腹の日の早朝、 内蔵助と家臣の吉田忠左衛門が、 預けられていた細川家の屋敷の庭で、 「ようやく、我らも赤穂へ帰ることができます」 「誠に、さようでございますな。我らの殿がお待ちになっておられる赤穂へ・・・・・」 と汐の香りを感じながら言葉を交わす場面、 そして、 別のお屋敷で内蔵助の嫡男・主税が、 切腹のため名を呼ばれ、 傍らに座していた堀部安兵衛が、 「主税殿、私もすぐに参ります故」 と微かに笑って声を掛ける場面、 大野九朗兵衛が、雪深い米沢で、 介錯なしで切腹したと知った場面は、 たまらず涙がでてきて、 余韻に残る、暫く忘れる事のできない、 印象深い場面となりました。
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ご存知、忠臣蔵。大石内蔵助中心のストーリーながら、副家老の大野さんが泣かせる。用意周到な準備と覚悟。泣かせどころ満載。
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大石良雄の人望の厚さと討ち入りに向けて着々と準備が進む様子が見事に描かれ、読後は清々しさを感じました。
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