商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 自治体研究社 |
発売年月日 | 2020/12/10 |
JAN | 9784880377179 |
- 書籍
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長寿社会の地域公共交通
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長寿社会の地域公共交通
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地域公共交通、特に過疎地域の公共交通について、日本の事例や法制度の現状を取り上げ、さらにフランスの事例と比較していた。 日本の問題点として、国はあるべき姿を掲げるだけで、中途半端に掌握しようとして、自治体に権限や資金を与えて地域の自由度を高め充実させることができていないことを挙...
地域公共交通、特に過疎地域の公共交通について、日本の事例や法制度の現状を取り上げ、さらにフランスの事例と比較していた。 日本の問題点として、国はあるべき姿を掲げるだけで、中途半端に掌握しようとして、自治体に権限や資金を与えて地域の自由度を高め充実させることができていないことを挙げていたと思う。 一方、フランスでも課題はあるものの、自治体の裁量で様々な設定や取り組みができるようにしていることが違いとして挙げられていた。 正解はなく、自治体が責任を持って地域の実情に見合った取り組みを推進すべきと思うが、一方で、個人的には、住民側も住んでいる地域が交通が不便であることを承知のうえでそこに住んでいることを自覚すべきとも思う。 交通利便性を重視するのであれば、利便性の高い地域に住むという選択をすべきだし、病院にはなんとか不自由なく通えるようにしたいとか、利用目的に応じた特化型の手段を自治体と協議して設置してみることもできると思う。全ての住民が等しく移動できることは理想だが、都心に住む人は利便性を重視し、高い税金を払ってでもそこに住んでいるわけだから、過疎地域に住む人もそこは一定程度理解した上で住むことが求められるのではないか。 なんでも要望して国や自治体がなんとかしてくれると待つのではなく、住民が自らの生活において重要視することはなんなのかをしっかりと考慮したうえで、自らの居場所や公共交通の在り方を考えていく必要があると思う。
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