商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 左右社 |
発売年月日 | 2020/03/01 |
JAN | 9784865282689 |
- 書籍
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金曜日の川柳
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金曜日の川柳
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商品レビュー
3
3件のお客様レビュー
図書館で借りて読みました。ちょうど金曜日だったため、タイトルに惹かれて手に取り、週末にお家で読破。 クスッと笑ってしまう選もあれば、思わず納得してしまう選もあり、とても楽しめました。 関西に馴染みがないからなのか、川柳で大阪弁が出てくると妙に心へ残ってしまうのが不思議。
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選ばれている句は面白いものが多く、読んでいて楽しい。 ただ撰者が添える各句へのコメントの中に的確だと感じられない説明が多くあり、もっと納得感の伴う読み等ができるのでは?と思ってしまった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ウェブマガジン「週刊俳句」のデイリー版「ウラハイ」の川柳をまとめたもの。333句からベストテンを。 ◆涙とは冷たきものよ耳へ落つ 『涙が耳に落ちるのだから、あおむけに寝ている時であろう。涙の冷たさがひしひしと身にしみる。』 ※悲しみか悔しさで寝ても眠れなかったのだろうという情景なんでしょう。 ◆心配もこたつですると眠くなり ◆おいしいと言うまでじっと見つめられ ◆日常よ鴎ととべば撃たれるか 『つつがなく暮らしていくためには、まわりに合わせる必要がある。広大な海を自在に優雅に飛ぶ鴎のようにはいかない。もし鴎と一緒に飛んだら撃たれてしまうかもしれない。』 ◆恋人の膝は檸檬のまるさかな ◆ほんものの息子は電話してこない ◆五十歳でしたつづいて天気予報 『ラジオかテレビの司会者の言葉を川柳に仕立てた。「五十歳でした」というのだから訃報だろう。人の死を伝えたそのすぐあとに同じトーンで天気予報が続く。』 ◆花の名を忘れ薬の名を覚え ◆転がったとこに住みつく石一つ 『石は自分で自分の居場所を決められない。なにかの作用で転がったところでいるしかない。一方、人間は自分の意志で行動し選択できるが、本当にそうだろうか。人も自由に生きているようで、生まれ出たところで、つまりは転がったところで、石のように自然に生きていくしかないのではないか。』 ◆骨は拾うな 煙の方がぼくなんだ
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