商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2020/02/28 |
JAN | 9784041077702 |
- 書籍
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流浪の大地
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流浪の大地
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商品レビュー
4
11件のお客様レビュー
これは本城氏の懇親の一作だと感じた。ゼネコンマンと新聞記者の矜持をそれぞれの立場で鮮やかに描いていて、力のある作品。
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失敗を認める。その、大切さ。 政治家の話や、汚職の話ではなく、生き方の本として読んだ。 謎解きの部分や、人物造形にも巧みさを感じる。
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新聞における調査報道の真価と意義をわかりやすく提示してくれた作品だった。 国有地払い下げや公共事業入札に関わる不正は、小さいものまで含めると枚挙に暇がない。明らかになったものだけでもそうなのだから、発覚しなかった件数はいかばかりか。特に政・官の利権が絡めば露骨な隠蔽が行われ...
新聞における調査報道の真価と意義をわかりやすく提示してくれた作品だった。 国有地払い下げや公共事業入札に関わる不正は、小さいものまで含めると枚挙に暇がない。明らかになったものだけでもそうなのだから、発覚しなかった件数はいかばかりか。特に政・官の利権が絡めば露骨な隠蔽が行われることは周知の事実だ。 的を絞って調査と取材に時間をかけ、問題提起することで、世論にさざ波を起こす。暴れん坊将軍のようなヒーローが快刀乱麻のごとく不正を暴き悪を断罪することなど有り得ない現実では、調査報道の地道な活動こそ重視されるべき仕事だろう。 新聞どころか社会情勢に関心の薄い若者が増え、大人たちもネットニュースでよしとする現代。新聞社の収益悪化による人員削減の波は、速報性の薄い調査報道班を直撃する。だからこそ、本作のような作品は必要だ。 幸い、本城氏のほか、塩田武士氏など、新聞記者を経た作家たちは社会の木鐸たる新聞調査報道の重要性に着目した作品を発表してくれている。これからも注視していきたい。
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