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篠ノ井線・姨捨駅 スイッチバックで殺せ 十津川警部 双葉文庫
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篠ノ井線・姨捨駅 スイッチバックで殺せ 十津川警部 双葉文庫

西村京太郎(著者)

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篠ノ井線・姨捨駅 スイッチバックで殺せ 十津川警部 双葉文庫

693

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 双葉社
発売年月日 2019/11/14
JAN 9784575522792

篠ノ井線・姨捨駅 スイッチバックで殺せ

¥693

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2020/12/16

〇事故に巻き込まれた作家の「利用された」一念発起。きな臭い500万の贈り主とは! おばすて。 "老いた母親は、口べらしのため、自らすすんで、息子に背負われ、姨捨山に向かう。その時、母親は、帰りに、夜道で息子が迷わぬように、枝を小さく折って、道に投げ捨ててきた。(p47...

〇事故に巻き込まれた作家の「利用された」一念発起。きな臭い500万の贈り主とは! おばすて。 "老いた母親は、口べらしのため、自らすすんで、息子に背負われ、姨捨山に向かう。その時、母親は、帰りに、夜道で息子が迷わぬように、枝を小さく折って、道に投げ捨ててきた。(p47)" という伝説がある。この作品には、JR姨捨駅から見た絶景も描かれており、詳しくは https://www.travel.co.jp/guide/article/526/ を参照されるとよりきれいな情景を想像できると思う。 今回の事件は、この姨捨周辺、長野の清々しい景色を背景に起こっている。 小説家を目指す北村は、バスに乗って移動中爆発事故に巻き込まれる。敬愛する作家・田中の秘書から「きたむら」宛の執筆依頼が舞い込み、本当に自分かと疑いつつも提供された本の舞台である長野に向かう。 謎の死を遂げた十条寺華子、そして彼女の話を書かせようとする出版社の木ノ内親子、もらった500万円は警察に勝手に返還されているし、複数の思惑に囲まれながらも熱心に書き続ける北村が気づいた真実とは? 十津川が熱心に追う像よりも、北村の真摯に要求にこたえ小説を完成させようとする冒険譚のような様相を見せるこの事件。めきめきと文章力が磨かれていく北村の姿は、当時若い頃の西村京太郎と重ねているのだろうか。 ともあれ、壮大な長野の青々とした情景に、駆けまわる北村や十津川たちの姿が映えて、いい。

Posted by ブクログ

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