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南洋と私 中公文庫
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南洋と私 中公文庫

寺尾紗穂(著者)

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南洋と私 中公文庫

924

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2019/08/22
JAN 9784122067677

南洋と私

¥924

商品レビュー

4.3

7件のお客様レビュー

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2024/01/26

是非とも最後の重松さんの解説まで読んでいただきたい。「南洋と私」この『私』という一文字の意味。南洋諸島の戦争経験者による貴重な言葉。〈人の数だけ思いがある〉寺尾さん「私」が訪ね歩いたこの旅の記録は私にとっても非常に興味深く考えさせられる貴重な作品になった。

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2021/03/10

サイパンを中心とした南洋委任統治領。戦史に埋もれた現地人たちの戦争を取材、貴重なオーラル・ヒストリー。 玉砕戦の舞台となった南洋の島々。今では日本や韓国、中国からのリゾート地の南洋の島々。戦争を知る生き残りを探る旅。 近年「日本の占領期には良いこともあった。」的な視点が増えて...

サイパンを中心とした南洋委任統治領。戦史に埋もれた現地人たちの戦争を取材、貴重なオーラル・ヒストリー。 玉砕戦の舞台となった南洋の島々。今では日本や韓国、中国からのリゾート地の南洋の島々。戦争を知る生き残りを探る旅。 近年「日本の占領期には良いこともあった。」的な視点が増えている。それはそれで必要ではあるが、なぜ全否定か全肯定の視点しか表舞台に立たないのだろうか。 本書は戦後もかなり過ぎた二世代めの著作(自分もです)。だからこそ冷静に太平洋戦争を見つめる視点を高く評価したい。 構成や注釈のバランス、素材を消化しきれていない、こなれてない感も強いがトータル完成度の高いノンフィクションではないかと。

Posted by ブクログ

2020/12/22

差別や暴力には反対していても、具体的な過去の戦争や植民地支配については何も教えられないままに育ってきた世代のひとりである「私」が、中島敦の掌編をきっかけに「南洋」と呼ばれ記憶されてきた場所へと向かい、発見しなおした。その率直な旅の記録。

Posted by ブクログ

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