冒険監督

塚本晋也(著者)

• 販売会社／発売会社: ぱる出版
• 発売年月日: 2018/11/22
• JAN: 9784827211528

商品レビュー

2019/08/14

大人になってもできる泥んこ遊び 面白いことでしたら、いつでも間違いなく一生懸命になれますから。 堀江謙一さんに憧れて 『斬、』 佐幕派 倒幕派 池松壮亮そうすけ＝都築杢之進つづきもくのしん 『野火』 遡行して一本の刀へと凝縮させたわけです 畏れと共にフェティッシュな愛情を持っている。その相反する感情も描きたいと思いました。 江戸末期というのは貧窮して藩から離れ ここう糊口を凌いで 蒼井優 中村達也 殺陣 一挙手一投足がしなやかで 半ば殺人マシーン そうやって情緒に訴えかけながら トータルでは従来の「時代劇のヒロイズム」への懐疑を投げかけています 市川崑こん 渡来人 型に嵌った演出をすべて刷新しているんですね 施され 映像詩のような作品 一気呵成でした 山形庄内の映画村 石川忠 太平洋ひとりぼっち 燦々と 颯爽と 田口トモロヲ 俺の博多人形のような肌が ドリルペニス 大塚駅の自転車置き場の奥で これが噂のチーマーか 亡骸に湧く蛆虫は 前に見たパスタも蛆虫という記憶に変わる コペルニクス的発見 大根仁 ツイッターは千本ノックです 水面下にどデカい世界があることに気づくわけです あくまで大岡昇平さんの素晴らしい原作を基にした 楳図かずおさんの『わたしは真悟』 仮想現実＝バーチャルリアリティ 痛みを通して自分の肉体が"ある"ことを確認し 本当の痛みと恐怖を分からせて去っていく… フィリピンのレイテ島 ドシンとした手応えと充実感があって ジョシュア・オッペンハイマー監督 インドネシアの軍ではなく民間のやくざや民兵たちで 大震災であった虐殺も現実のことだったんだな 映画監督マーティン・スコセッシ教 『沈黙』を書かれた遠藤周作さんは 心迷える者も慮る つまり棄教してしまう人間の弱さにも迫っていて 自分の映画ではまず肉体ありきで、精神がそこに濃厚に宿るイメージがあります。肉体が消えても精神が残る、という期待はしない考えでずっときてます。肉体は鋭敏なアンテナ的なもので、宇宙の巡りが電撃的に感応して精神が宿るという感じでしょうか。 ここにもある種の明るい諦観を感じるんです そのポイントで人類のアベレージが自然と上がる気がするんですよね 敬いの気持ち

2019/02/09

2018年11月に塚本晋也が本出していた。知らなかった。

冒険本好きで、映画好き。親近感。

何より塚本晋也、「野火」に父親の遺産まで突っ込んでいたとは！

鉄男を見ろ、双生児を見ろ、野火を見ろ！

あなたは素晴らしい映画監督で、脚本家で、俳優！

2018/12/06

文章は口述筆記したものなのか塚本晋也監督自身が記したものかは分からないが、やさしい言葉で紡いでいる。それが周りの作り手の人々や観客への感謝の意としてヒシと伝わってくる。そして何かをやってみようと年甲斐もなく夢見心地、いや活力がでてくる。現在日本映画監督で彼のセンスは頭一つ抜きん出ている、新作「斬、」もヒットすればいいよねー