商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2018/10/31 |
JAN | 9784488018290 |
- 書籍
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風牙
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HSPはやってるよなぁと思ったら、SFにまで進出していた。すごいぞHSP。とはいいつつも、この作品のHSPは医学用語?とは異なる単語で構成された過剰に共感してしまう人たちとしている。 電脳とかバーチャルリアリティとか、その手のものが実現されるとして、どのような刺激を脳に与えた...
HSPはやってるよなぁと思ったら、SFにまで進出していた。すごいぞHSP。とはいいつつも、この作品のHSPは医学用語?とは異なる単語で構成された過剰に共感してしまう人たちとしている。 電脳とかバーチャルリアリティとか、その手のものが実現されるとして、どのような刺激を脳に与えたら、それをそれと認識できるのか。そのインターフェース作りをターゲットとしたSFを読んだことがないように思う。 HSPの共感してしまう能力を駆使して、事象を翻訳するというのは、なるほどと思わせる説得力だ。 もちろん、設定説明だけではない、不思議であり不安を伴う世界に生きる人々の物語も魅力的である。 あと、犬SFってジャンルがあるらしい。確かに犬SF。
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短編集。 コニー・ウィリスの「クロストーク」の後書きで紹介されていた作品。 過剰共感能力を持つ人々の話。 似ているようで全く違うアプローチのSF。 主人公は商売のため、人助けのために個人の意識下に潜航する。いきなり「インタープリタ」「トランキライザ」「共感ジャマー」等、専門用語で...
短編集。 コニー・ウィリスの「クロストーク」の後書きで紹介されていた作品。 過剰共感能力を持つ人々の話。 似ているようで全く違うアプローチのSF。 主人公は商売のため、人助けのために個人の意識下に潜航する。いきなり「インタープリタ」「トランキライザ」「共感ジャマー」等、専門用語で溢れかえる。 え、なんや、意味わからんと思う間も無くアクションSFシーンは終わり、そこから物語の背景説明が始まる。 後書きによると本作品は「犬SF」だそうだ。 2010年代のベスト犬SFとも。 そんなジャンルあるんかいなと思ったけど、実に良かった。物語のキーが犬なのだ。 そして不覚にも犬が死ぬシーンで泣いてしまった。 自分にびっくり。過剰共感能力かいなと思った。 残る作品は、まぁ平均点以上。でも表題作が一番。 最後の作品が物語の端緒になっていて、もう一度読み返したくなるのがミソ。 まだまだ続きそう。 門田さん、頑張って!
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夢枕獏先生のサイコダイバーを思い起こす、精神世界のお話。正直オチがいまいちスッキリしなかったりと完成度はそこまで高いとは思えず。実際読むのに結構時間かかったのだけど興味深いといえば色々考えさせられる1冊だった。 まだまだ続き書けそうな感じと思ったら続編も出てるようなのでぜひ読んで...
夢枕獏先生のサイコダイバーを思い起こす、精神世界のお話。正直オチがいまいちスッキリしなかったりと完成度はそこまで高いとは思えず。実際読むのに結構時間かかったのだけど興味深いといえば色々考えさせられる1冊だった。 まだまだ続き書けそうな感じと思ったら続編も出てるようなのでぜひ読んでみたい。 評点はちょっと辛目の3点で。
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