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『日本国語大辞典』をよむ

今野真二(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 三省堂
発売年月日 2018/08/27
JAN 9784385365060

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商品レビュー

3

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2018/12/03
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日本国語大辞典(13巻) 2006 精選版(3巻):電子辞書、iOS版 JapanKnowledge 大学で契約、学外からも使える。全文検索可能

Posted by ブクログ

2018/10/17

あの「日本国語大辞典」を全部読んだ人がいるとは!何よりもそのこと自体に驚嘆する。「日本国語大辞典」がどんなものか知っている人には、このオドロキがわかってもらえるはず(私は辞書好きだが、小型辞書でさえ読み通せないと思う)。著者は日本語学の教授で、あれをほぼ二年かけて一通り読み、その...

あの「日本国語大辞典」を全部読んだ人がいるとは!何よりもそのこと自体に驚嘆する。「日本国語大辞典」がどんなものか知っている人には、このオドロキがわかってもらえるはず(私は辞書好きだが、小型辞書でさえ読み通せないと思う)。著者は日本語学の教授で、あれをほぼ二年かけて一通り読み、その後再度読み、そこで考えたことをこの本にまとめている。すごい根気と集中力だ。研究者というのはまったくたいしたものだなあ。 通読するだけでも驚異的なので、その間のあれこれを、言葉についてのトピックと共に綴った読み物的なものかと思っていたが、読んでみたらそうではなかった。いやもちろん、そういう内容もあるのだが、多くはちょっと専門的で、語学研究者としてさまざまな視点から「日本国語大辞典」を検証していくという感じだ。特に難しいわけではないけれど、「言葉」にかなり興味を持つ人でないと、読み通すのに努力がいるかも(私は途中で結構飛ばし読みしてしまった)。 それでも、「辞書」というものを、これほどいろいろな観点から考えたことは、これまでまずなかったと思う。言葉については、どうしても「語釈」に関する議論が中心になるが、こと辞書については、他にもいろいろ押さえるべきことがあるのだなあと、目を開かれる思いだった。 へぇ~と感心したり、そうか!と思うことがいくつもあったが、その中で三つだけあげておく。 ・2007年にオンライン版が出て、検索が可能になったことで「『日本国語大辞典』の価値は飛躍的に上がった」とある。確かに著者があげている検索例を見ると、これは有用だし楽しそうだなあと思う。月額1575円。うーん、検討してみようかな。 ・語釈のなかに時折ある「評価」語。「あおかなぶん(青金蚉)」は「カナブンよりも美しい」とされ、「あかえい(赤鱏)」は「エイ中最も美味で、特に夏がよい」とあるそうだ。著者はこうした評価は不要で、「…とされる」ぐらいにとどめておくべきだと書いていて、これには同感。子どもの頃好んで見た百科事典「水の生き物」の巻。魚の説明に「おいしい」と「とてもおいしい」というのがあって、なんだかなあと思ったのを思い出した。 ・著者は大学で学生たちに、「日国」という略称を使わないように指導してきたそうだ。「略称はめんどうなことを省くということにもつながってしまうことがある」と。そう、ああいう略称ってどんな分野にもあるけど、専門家気取りが透けて見えるようでもあり、いい感じがしない。最近は「まあいいかな」とも思うそうだが。

Posted by ブクログ

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