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いとしい君に愛を乞う 不器用な暴君は妻を溺愛する オパール文庫
660円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | プランタン出版 |
発売年月日 | 2018/02/05 |
JAN | 9784829683286 |
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いとしい君に愛を乞う 不器用な暴君は妻を溺愛する
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商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
二人の溝、情報が足りないゆえの勘違いやすれ違いが解消される日は来るのだろうかと、割と終盤まではらはらした。 どちらも互いに好きで夫婦となったはずなのに、どちらにも負い目があって、素直になれないでいる。 ヒーローは最初から彼女の言葉に耳を貸さないし。 (彼女のことが好きすぎて嫉妬のあまり暴走しているともいう) しかも、主人公は彼の前だけでは声が出せないという枷付き。 これでどうやって歩み寄るのだろうと。 加えてヒーローにとってのライバルが凄まじい人だからなあ。 ヒーローが不安になる気持ちも分かる。 あんな人が彼女の傍にいたのでは、気も休まるまい。 このすれ違いが単に二人の言葉が足りていないというだけだったら、多分ここまでこじれていない。 何しろライバルキャラも含めて、外野が色々手を出してきているので、拗れる拗れる。 そもそもの原因は主人公の母親だし。 主人公を脅して金をむしり取っていた女性に嘘情報流されていたことも拗れた原因。 そしてライバルキャラ。 彼本当に怖すぎ。 彼が実際にやったことは前二人ほどのキツさはないと思うが、一番陰湿で捻じれてた。 彼を前によくぞ主人公は貞操守れていたなと、しみじみ思う。 そりゃヒーローも勘違いするよと(だからと言って再会直後に襲っていい理由にはならないが) 捻じれて拗れてぐっちゃぐちゃになった分、解消するにはやはり荒療治にならざるを得なかったわけで。 まさか命を張るような展開になるとは思わなかった。 でも、ああでもしないと、二人の溝は埋まらなかったろうなとも思う。 それほどまでに拗れていたから。 命を懸けた甲斐はあって、その後はこれまでのすれ違いを埋めるかのような濃厚な毎日が続いてもう……ごちそうさまです。 二人の邪魔をしてきた奴たちをどうするのかと思いきや、母のことはさておき、特に犯罪行為に走っていた彼女への沙汰がまさかの方向性で、これにも驚かされた。 いや、主人公もう悟りきってないか? あの境地に至れたのが凄い。 持って行かれたお金、精神的苦痛は計り知れなかったのに、ここで復讐しないのが凄い。 旦那ならまず間違いなく再起不能に陥れていると思う(それだけ妻にベタ惚れだ) そして例のライバルキャラと言えば…… ヒーローが必死こいて最後も釘を刺しにいったのに、そもそも主人公に最初から恋愛対象として見てもらえていないことが発覚して、最後の最後で可哀想な奴になりさがるという。 思わず笑ってしまった。 おい、あれだけ強キャラ感出していたのに、勝負する前に最初から負けてたなんて、なんと哀れ……滑稽ですらある。 こっちの展開はスカッとできて個人的にはよかった。 彼も変に捻くれずに真正面からぶつかればよかったのにね(それでも多分負けるから、やっぱり哀れ)
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